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まごころの風

まごころには一人の女性ボランティアがいます。

ご本人がお名前を出すことを希望されないので、Iさんとします。
Iさんは、ボランティアの大半の方々とはちがって、現場に出動したりはしません。
震災直後からやって来て、以来、常にまごころにいる、というわけでもありません。
でも、Iさんのことを知らないボランティアは、おそらくいないのではないかと思います。

ゴミの整理をしてくださっているIさん


Iさんは早朝から就寝間際まで、まごころの本部でずっと働いています。
やっておられるのは、ゴミの仕分けと施設内外の整理整頓です。
直接は被災地支援に関係ないけれど、被災地支援に関わるボランティアの生活を支えるためには欠かせない仕事、その反面、誰も進んでやりたがらない楽しくない仕事を、Iさんは一手に引き受けてくれています。

Iさんがおられる間のまごころは、ゴミ箱があふれることがなく、段ボールが乱雑にため込まれていることもなく、廊下や玄関先は常にきれいで、電子レンジのターンテーブルや給湯器のお湯受けが汚れていることもありません。
塵を運び去り、通り過ぎた後には清しさ以外には何も残さない風――。
Iさんのやっておられることは、ある意味、ボランティアの理想像です。

以前にも書きましたが、まごころの日々の活動は被災地復興のための後方支援。活動に従事するボランティアのためにする作業は、いわば「後方支援の後方支援」です。内勤受付や物資管理など、「後方支援の後方支援」はまだまだあります。ボランティア活動にお越しいただいたおりには、ぜひとも「後方支援の後方支援」にもご参加ください。