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東日本大震災1周年・復興支援フォーラム 取材・報道のお願い

2012年2月18日  22時04分

2012年2月16日
遠野まごころネット同窓会福岡支部
(担当:別府史士)

 日ごろより、東日本大震災の復興支援ボランティア活動につきまして報道やご支援及びご協力をいただき、誠にありがとうございます。
 さて、震災から1年となる3月、福岡市NPO・ボランティア交流センター「あすみん」が主催する「福岡ボランティア祭り」(3月3日~4日)のメーンイベントの一つとして、フォーラム「まち復興の日へ わたしにできること」を開催する準備を進めております。
 だれしも、どこにいても、いつ巨大災害の当事者になってもおかしくありません。岩手・宮崎・長崎の被災者やボランティアの経験に学びつつ、いざという時、住民やボランティアは復興へ主体的に何ができるのかを考える論議を深め、たくさんの市民の方々と共有いたしたく存じます。

 つきましては、事前の開催告知や陽日の模様の取材・報道につきまして、貴社の格段のご高配を賜りますよう何とぞよろしくお願いいたします。

フォーラム「まち復興の日へ わたしにできること」

と き: 3月3日(土)午後2時~4時
ところ: 福岡市中央市民センターホール(福岡市中央区赤坂2丁目5番8号)
     定員500人 入場無料
主 催: 福岡市NPO・ボランティア交流センター「あすみん」
     遠野まごころネット同窓会福岡支部
後 援: 福岡市 西日本新聞社 朝日新聞社(申請中)
協 賛: フジドリームエアラインズ

1部 基調講演「被災地におけるコミュニティの再生」
   臼澤良一さん(岩手県大槌町在住 NPO遠野まごころネット副代表 まごころ広場館長)
2部 パネルディスカッション「復興へ 住民は ボランティアは」
(出演) 臼澤良一さん
     鶴園恭子さん(宮崎県高原町在住 光明寺坊守として、新燃岳災害のボランティアに活動拠点を提供中)
     旭 芳郎さん(長崎県島原市在住 島原ボランティア協議会理事長として雲仙普賢岳噴火の際に町づくり復興に尽力)
     森田浩章さん(福岡市在住 日本警察消防スポーツ連盟九州支部長)
     山口照木さん(大野城市在住 東日本大震災官民合同ボランティア「ふくおか元気応援隊」第一期隊長)
     藤井大輔さん【コーディネーター・司会進行】(九州国際大学国際関係学部助教。NGO論、住民参加型のコミュニティー開発などが専門)

問い合わせ先:別府史士(080-4564-1311 Email:tmnafukuoka+33@gmail.com)午後
「ふくおかボランティア祭り」はHP(http://fukuokavolunteer.jimdo.com)

登壇者プロフィール(敬称略)

臼澤良一 NPO遠野まごころネット副代表。大槌町の被災者支援活動「まごころ広場うすざわ」館長。釜石市で長年環境行政に携わり定年退職後、岩手県環境審議会委員などを務め地域の自然保護活動や環境教育などに従事し多大な貢献。平成21年度岩手県環境保全活動表彰受賞。東日本大震災では自らも自宅で津波に巻き込まれたが、被災直後から被災者支援のためにボランティアとともに復興野外カフェ「まごころ広場うすざわ」を開設し、以来被災者を元気づけ続けている。「まごころ広場」ではボランティアだけでなく被災者もカフェの運営に参加して支援に頼るより被災者の自発的な力による救済・復興に取り組み、モデル的事例として注目を得た。現在、被災者が自ら考える町つくり、コミュニティー再生のため精力的に活動中。大槌町仮設住宅在住。

鶴園恭子 光明寺坊守。新燃岳噴火による降灰を除去するためお寺に災害ボランティアを受け入れてともに活動。また東日本大震災後は灰をかぶった野菜を「野菜サポーター」ボランティアで収穫し炊き出し用支援物資としてこれまで約6000箱の野菜を被災地へ送る。新燃岳噴火で支援とボランティアを受け入れる側、そして今回の震災で宮崎から組織的に支援物資を送り出す側を経験。また自ら東北の被災地を訪れボランティア活動に取り組み被災者の方と交流し被災地同士の絆をつくる。宮崎県高原町在住。

旭芳郎 島原ボランティア協議会理事長。1991年雲仙普賢岳噴火災害の大火砕流の直後、雲仙岳災害ボランティア協議会を設立、事務局長を務める。その後北海道南西沖地震、阪神大震災、有珠山噴火災害、中越地震、重油流出事故、新燃岳噴火、東北大震災など全国の被災地に入り支援活動を行う。災害ボランティアの先駆けとして被災地の復興に必要な物心両面での支援について豊富な経験に基づいたノウハウを体系化し伝え被災地同士で共有する活動を展開。また、これらの経験を生かして地球温暖化など環境問題にも注力し平成21年度循環型社会形成推進功労者等環境大臣表彰受賞。長崎県南島原市在住。

森田浩章 日本警察消防スポーツ連盟九州支部長。2004年新潟県中越地震、被災地のボランテイアセンターでの活動支援リーダーを務める。東日本大震災発生後、5回被災地に入りボランテイア活動及び調査活動を実施。講演会、防災講習、避難訓練指導などに多数出演し地域防災や災害ボランティアについて啓蒙や普及に取り組む。福岡市在住。

山口照木 福岡市職員。2004年福井豪雨災害、2005年宮崎台風災害、2006年鹿児島豪雨災害に災害ボランティアとして活動。東日本大震災では福岡市職員災害ボランティア団体「むぎわら応援隊」の一員として、ふくおか元気応援隊第1期隊長を務める他、合計3回の現地ボランティア活動に従事。がれき撤去や泥出しの作業を中心に活動をするとともに被災者の声を聞いて被災現場の状況を調査。大野城市在住。

藤井大輔 九州国際大学国際関係学部助教/副学部長。本務校以外の福岡の大学でも国際協力論やNGO/NPO論、ボランティア論などの講義も受け持っている。 2000年より福岡を中心として、政策提言・開発教育・ネットワーク活動を中心としてNGO活動に関わり、NGO職員やNGO相談員(外務省委嘱)なども 勤める。途上国支援や水問題などに関する講演やワークショップ/ファシリテーションなど小学校から社会人まで広く対象として行なっている。現在、(特 活)NGO福岡ネットワーク副代表・理事、債務と貧困を考えるジュビリー九州代表など。福岡市在住。

【主催団体(者)のプロフィール】
別府史士 遠野まごころネット同窓会福岡支部幹事。国連工業開発機関など国際機関職員またコンサルタントとして途上国開発プロジェクトの実施また調査研究に従事。NPO遠野まごころネットでのボランティア活動を経験し、地元に帰った災害ボランティアが被災地を支援する枠組みとして同窓会組織を全国に先駆け福岡に設立。以来、被災地と福岡を往復しながら、被災写真の洗浄、災害ボランティア活動報告セミナー開催、被災地への学生ボランティア派遣支援など福岡でできる被災者支援を実施している。

 

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。