- 遠野まごころネット - https://tonomagokoro.net -

まごころネット登録者数速報!1位は地元・岩手の1019人、2位は東京、静岡6位、兵庫10位

<数字で振り返る遠野まごころネットの2カ月>

おかげさまで、3月28日からスタートした「遠野まごころネット」の被災地支援ボランティア活動が、5月28日でちょうど2カ月を迎えました。これまで、まごころネットに登録をされた個人・団体のボランティアの総数はゆうに5000人を超え、1日平均で200人以上ものボランティアが遠野まごころネットの一員として、三陸沿岸の被災地各地はもちろん、被災された方々にかかわるさまざまな現場で献身的に活躍されています。創設2カ月の節目に際し、今回はそれぞれの団体の肩書で活動されている「団体扱い」の方を除く、まごころネットの最大の特徴(=魅力)である日本全国から訪れた個人ボランティアにかかわる数字のトリビアをご紹介します。(データはすべて5月25日現在)

 

<都道府県別ボランティア個人登録者数ランキング>

①岩手1019人 ②東京651人 ③神奈川342人 ④千葉222人 ⑤埼玉162人 ⑥静岡126人 ⑦大阪122人 ⑧北海道93人 ⑨愛知91人 ⑩兵庫78人 【注】出身地ではなく、現住所での集計

驚くべきことに、すでに日本全国の全47都道府県のみなさんが、遠野まごころネットにお越しいただいております。当然のことながら、地元の岩手県民がダントツのトップ。唯一の大台超えで面目を保ちました。次いで、人口の多い首都圏の都県が上位を占めました。6位の静岡は、近い将来に起こりうる東海大震災の予想震源地として30年以上前から震災対策が進んでいる防災先進県。この数字とは別に、静岡県ボランティア協会も毎週30人近くの団体扱いのボランティアをまごころネットに送り込んでいます。95年に阪神・淡路大震災に見舞われた兵庫県は78人で10位につけています。実際にご自身が被災者として苦労された経験を持つ方も多く「どうしてもあの時の恩返しをしたい!」という熱い思いから遠路訪れる中高年のボランティアが多いのも特徴です。同じ東日本大震災の甚大な被災地である宮城からも14人、福島からは12人、茨城からは49人もお見えになっています。 なお、日本在住でなく、海外から来日された外国人の方が9人いらっしゃいました。

 

<年代別個人登録者比率>

登録された個人ボランティアの比率を年代別に分類すると、一番多いのは30代の24.9%、次いで②20代(19.4%)③40代(18.6%)④10代(12.2%)⑤50代(12.0%)⑥60代(11.8%)。未曽有の大震災を深刻に受け止め、全国から遠野にはせ参じた若者から中高年までのさまざまな年代のボランティアが、実にまんべんなく分布していることがわかります。やっぱり、日本人の「まごころ」には、年代差なんてないんですね。ちなみに個人ボランティアの最年少は8歳。最年長は82歳でした。

各年代ごとの登録者比率

<個人登録者男女比率>

男女の比率では男性が63%、女性が37%となっています。事務局の隣の体育館内に寝袋持参でザコ寝する日々が、まごころネットでの基本生活だけに、どうしても女性の個人ボランティアは少なめとなっています。しかし、不自由な環境にもかかわらず、高い志をもって参加される女性ボランティアのほとんどは、多岐に及ぶ活動現場で精力的に働かれ、被災地はもちろん、事務局内でも絶大な信頼を寄せられています。また、「分かち合い隊」など女性ならではの繊細な心遣いが求められる業務も数多く、今後もさらに多くの女性ボランティアの参加が望まれています。

ボランティア参加者の男女比