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「サンマ回収」作業(その2)

がれきの中での回収

がれきの中での回収

この日はこれまでで最多となる76人のボランティアが地元住民とともに、陸前高田市でのサンマ回収作業に奮闘しました。小川の中はもちろん、津波に押し流された周辺の家屋のがれきの中を一輪車で動き回り、付近に無数に点在するサンマを拾い集めました。

北九州市から参加してくださった藤田信次さん(47=基幹労連)は、この日が初のサンマ収集。「てっきり加工工場の敷地内に、魚が散乱しているのかと思っていたら、町内全域に転がっていて、驚きました。すごい臭いで半分ぐらいの人が昼ごはんを食べられなかったぐらい、大変な作業でした」と苦笑いで話していました。

横浜市から単身、遠野までやってこられた岩崎真奈美さん(25=会社員)も、滞在3日目のこの日が「サンマ初体験」。それまでの2日間は、被災地のボランティア事務局での受付業務と避難所に送る布団の積み下ろしだっただけに「今日はきつかったです。でも、今までで一番『ボランティアをしたんだ~」という実感があります。被災地の人たちに喜ばれる仕事ができてよかったです」と充実の笑みを浮かべていた。

藤田信次さん(右)と同僚の大河原明さん

藤田信次さん(右)と同僚の大河原明さん

岩崎真奈美さん(右)と作業中に友達になった佐々木理沙さん

岩崎真奈美さん(右)と作業中に友達になった佐々木理沙さん