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「寺子屋 おおぜき」 報告

2012年3月25日  15時31分

「寺子屋 おおぜき」講習会報告

被災者が受けられるさまざまな公的支援制度の基礎について、2日間にわたり講習会を開きました。


日時:3月21日(水)18:00~20:00(浄化センター会議室)
   3月22日(木)18:00~20:00(遠野まごころ寮 食堂)
講師:富樫匡孝さん、小幡邦暁さん
  (NPO法人自立生活サポートセンター・もやい)

内容:
(1日目)
 1.「NPO法人もやい」の活動内容の紹介
 2.生活保護(最後のセーフティーネット)について
  (0)なぜ生活保護なのか?
  (1)生活保護でできること
   ・仕事もお金もない…最後のセーフティネット
   ・具体的にいくらもらえるか?
  (2)生活保護を受けるために
   ・収入
   ・資産
    …日常使う家電、パソコン等を売れと言われることはないので安心してください。
   ・扶養できる身内は
    …身内が遠くに住んでいる場合、手紙、電話での確認となる。
   ・稼働能力
   ・その他
  (3)役所とのやりとり
    …申請しなければもらえないので、とりあえず生活保護の申請をする。


講習スタート

講師のおふたり

(2日目)
 生活保護以外の被災者への支援制度について
 ・災害救助法
 ・被災者生活再建支援法
 ・災害援助資金貸付金 …連帯保証人はいらない。
 ・地方公共団体単独の生活再建支援制度
 ・災害弔慰金
 ・生活復興支援資金貸付制度(社会福祉協議会)
 ・生活福祉資金貸付制度(社会福祉協議会)
 など
  …支援制度には「給付」と「貸付」がある。

2日目は遠野まごころ寮に変更



2日目の様子



講師の方のこれまでの様々な体験談を交えて、非常にわかりやすく講義していただきました。
講習会のあいだも盛んな質疑応答が行われました。

今後もいろいろな講習会を開いていきたいと考えます。
                        (文:阪路)

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。