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「支援ニーズ調査」活動

今も、避難所生活を強いられている方だけでなく、半壊や床上、床下浸水した家屋で生活されている方々への支援も、われわれの大事なボランティア活動です。なかでも、津波で町内の中心部が壊滅状態となった大槌町では、行政の機能がほとんど麻痺し、援助を求める住民の声を災害対策本部が把握できない状況となっています。遠野まごころネットでは、津波で浸水した家屋の住民を対象に、適宜「家財の搬出」「床板はがし」「床下の泥かき」などのニーズ調査を実施し、実際の作業日程の作成に役立てています。
ニーズ調査この日、初めてこの調査に参加してくださったのは、フィリピン在住の阿部誠士さん(60)と広志君(18)の親子。「昔、祖父が大槌町に住んでいたんです」という阿部さんは、約30年ぶりに訪れたという大槌で、こみ上げる思いをこらえながら、浸水した地域の住民のお宅を訪問し、熱心に聞き取り調査に励んでおられました。フィリピンの高校を卒業後、すぐに父と日本に駆けつけた広志君は「地震と津波の被害に苦しんでいる日本の人たちの役に立ちたかった。本当に来てよかったです」と話していました。

阿部誠士さん(60)と広志君(18)の親子

阿部誠士さん(60)と広志君(18)の親子