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越喜来での活動報告

2012年6月3日(日)、大船渡市三陸町越喜来(オキライ)地区での活動にボランティア3名が参加しました。 活動の内容は、子どもの遊戯場の建設を現地の子どもたちと一緒に行うとの情報があったので、一体どんなものを作るのかと期待して行きました。




現地に到着してみると、カラフルに塗られた不思議な小屋がありました!
この活動を主催している片山さんの説明では、この手づくりの小屋には、資料館と子どもたちが遊べるスペースがあります。



子どものスペースの方には、隠れ家の様に使える小部屋や仕掛けのある扉、階段や滑り台など楽しいアイディアが詰まっています。
今回は主に内部と周囲の地面を均して砂利を敷き、部屋内部に仕切りや扉をつけました。子どもたちにはペンキで絵を描いてもらいました。子どもにできそうなことは子どもたちにやってもらうようにしました。














子どもたちは木工やペンキ塗りは大好きで、大人顔負けの働きぶりです。 お昼には皆でバーベキューをご馳走になりました。



お腹が一杯になり、ひとしきり遊んだ後はまたにぎやかに汗を流して働きました。 まだまだ作業は続きますが、7月にはオープニングイベントを考えているそうです。
片山さんはこの小屋にまだまだたくさん子どものための楽しい仕掛けを付け足していきたい。 また、資料館にも大勢の人に来てもらいたいと話していました。


越喜来は津波の被害を受けた地区です。海岸のすぐ前にある小学校は、建物はありますが大きな被害を受けています。校庭にはガレキが積み上げられていました。














今回子どもの遊び場を作る場所は越喜来小学校の前にあります。 現場周囲の住宅地には家屋がありません。 この学校に通っていた子どもたちは、他の場所にある学校にバスで通っているそうです。


この場所に来て見ることで被害の大きさを実感する一方、その中でも地域の人が夢を持って子どもたちと楽しいものを積極的に作り上げようとしていることは、とても力強いことだと思いました。 元気一杯の子どもたちの姿に私もとても元気が出るように感じました。















(文・写真 飯嶋朋子)