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今なお悲惨な被災地での片付け・清掃活動

3・11の大津波からもうすぐ3カ月。都市部の被災地では瓦礫の撤去が進んだこともあり、大震災についての在京の大マスコミの報道が、すっかり福島第一原発事故関連に偏ってきた感のある現在でも、岩手の三陸沿岸ではまだまだ目を覆いたくなるような惨状が、あちらこちらに広がっています。

遠野まごころネットでは現在、そんな知られざる甚大被災地の1つ陸前高田市小友(おとも)地区に連日90~120人もの大量のボランティアを投入し、重機の入れない田畑に流れ込んだ瓦礫やゴミの片付け、崩れかけた家屋や水に浸かったままの庭の整理や清掃といった地道な作業を、文字通りの人海戦術で実施しています。

見渡す限りガレキの広がる小友地区の惨状

見渡す限り瓦礫の散らばり、立っているだけで胸が締め付けられる光景の中、全国各地、全世界から集まったボランティアたちは泥の海と化した田んぼに入ったり、崩れ去った家屋を取り囲み、泥だらけ、汗まみれになって片付け作業に励まれています。周囲にはいまだに多くの警察車両が並び、行方不明の方々の捜索作業も継続されています。時の流れ、季節の移り変わりとともに、世の中の関心は、震災直後の津波映像などの悲惨なニュースから地域再興に向けた取り組みやイベントなどの報道に変わりつつあります。しかし、まだまだこの地には被災したあの日とほとんど変わらぬ姿で残され、地区再生に向けた第1歩さえ踏み出せないでいる集落が、存在しています。そんな忘れられた街を救えるのは、われわれのようなボランティアの「まごころ」なのです。

被災地では、まだまだボランティアの力が必要です

毎日、遠野まごころネットには、ボランティア活動を希望する志の高い老若男女のみなさんから、数多くのメールや電話が寄せられます。「今からでも、個人でボランティアをしたいんですけど…」「まだ、瓦礫の撤去とかの仕事ってありますか?」
はい! ございます。ぜひ遠野まごころネットにお越しください!!