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0729-31 フジロックにまごころネット出展

私たちは、先月7月29日から31日までの三日間、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催されたFUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)にまごころネットのブースを出展しました。

この”フジロック”の愛称で知られている日本でも最高級のロックフェスティバルは、1997年より始まり、山林に囲まれたいくつものステージ等で会場は毎年数万人規模でにぎわう一大イベントとなっています。

そして、このロックフェスティバル内にあるのが2000年からスタートした「NGO VILLAGE」(NGOビレッジ)。地球環境や社会、平和のことなど、我々をとりまく様々な問題に取り組み、活動するNGOが集まり、何万人もの来場者にその活動をアピールできる素晴らしい機会です。まごころとしては去年に引き続き今年で二回目の参加となりました。

今回、私たちはそこで”Pray for Japan から Think for Japanへ”というブースのテーマを決めて、被災地を紹介するパネル展示、物販、そして、”皆で書いて育てよう!復興の木”という被災地について来場者に一緒に考えてもらうワークショップを行いました。3日間でおよそ400人が訪れました。

この出展の目玉であった、考えるワークショップの復興の木はそれぞれ6つのテーマについて疑問、質問、提案、その他なんでも思うこと感じることを好きなように書いてもらいました。

外国の方を含め初日から意見を沢山書いていただき、最終日にはびっしりとスペースが埋まってしまうほど皆さん思い思いの事を考えながら書いてくれました。ちなみにこの復興の木、まごころボランティアでこのイベントにもお手伝いに来てくれた東京の清水さんが手縫いで作ってくださいました。イベントもこうした細かいところでボランティアさんに支えられています。

また、このフジロックならではのアピール、連日のマイクアピールも大きな目玉になっています。初日にはグリーンステージという数万人規模のフジロックの中でも最大のステージでまごころネット広報部長が、被災地について現状と支援を何万人もの前でうったえました。二日目はNGOビレッジ脇にあるアバロンステージで、東京事務所の廣田と数名でブース紹介と活動紹介を行いました。三日目は同じく廣田と遠野事務局細川とで”対話がつなぐ支援の可能性”について関連団体とステージ上でパネルディスカッションを行いました。

その他、同じビレッジ内に出店していた、アフリカのタンザニアを支援する学生団体や気仙沼で教育支援を行っている団体など多くの団体さんと交流を深めることが出来ました。フジロックという一大イベントで、何日間か一緒に活動をすると、まるでずっと一緒に活動していたような気持ちが生まれ、今後の連携がとりやすくなる。こうしたこともフジロックならではの魅力といえるでしょう。

今年のフジロックは延べ14万人が参加、僕たちのブースもその規模に負けないぐらい多くの人に来てもらい、被災地について一緒に考えることが出来て、様々な人達とつながれました。来場者の皆様、手伝ってくださった方々、NGOビレッジの出展者の皆様、幹事会の皆様、本当にありがとうございました。

(文・廣田 翔 写真・フジロックスタッフ)