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大船渡班の活動紹介

2012年9月03日  10時00分

★ 大船渡班ではこんな活動をしています ★

 

①産業(養殖業)のお手伝い

②地元イベントお手伝い

③ふれあいカフェ
(仮設住宅集会所・地域公民館等でのお茶会・
          イベント+タッピングタッチ)

④高齢者サロンお手伝い

⑤生活支援

大船渡市の花:椿

大船渡生活支援とは?

 

現在、大船渡生活支援チームは民間借上住宅(みなし仮設)などを訪問しています。
皆さん、みなし仮設ってご存知ですか?

【仮設とみなす】として民間のアパートや貸家等に居住しており、
仮設住宅同様家賃は岩手県が払っている住まいの事です。

現在、大船渡市には民間借上住宅が600~700世帯程あると云われていますが、個人情報保護法などの問題でその所在を知る事はなかなか困難です。震災後から支援物資・炊き出し・イベント・様々な情報は仮設住宅には届きやすいのですが、民間借上住宅・在宅被災世帯(自宅修繕しながら元の家で居住)・その他の状況(親類宅や社宅などに居住)の方々にはほとんど届いていないのが現状だと思います。

昨年、サンタが100人やってきた!というイベントを行いました。全国、また海外から集まったボランティアの皆さんが被災地の皆さんにクリスマスプレゼントをお渡しすると云うイベントです。仮設住宅全戸にはお届け出来ましたが、上記の問題で、みなし仮設や在宅被災世帯へお届けする事が困難な為、大船渡では地域公民館を十数カ所近くお借りし(公民館協力にて)地方紙での呼びかけを行いました。その際、みなさんの声をアンケートに書いて頂き、お住まい・生活などの状況を知ることができました。

その情報をもとに、みなし仮設・在宅被災世帯・その他の方々を一軒ずつ訪問しお話しを聞く事ができた訳です。

 

≪訪問していく中で聞かれる声、見えてくる事≫

 

  • 家族がバラバラで住んでいる。
  • 高齢者独居、高齢二人暮らしが多い。
  • 住宅再建に対しての不安の声。
  • 震災後から夜眠れなくなった ⇒ 安定剤を服用している。食欲が無くなった。
  • 震災後家族の認知症がひどくなった。
  • 親族が亡くなって何かしていないと気がまぎれない。
  • 二重ローンの問題

                   ・・・等々

問題は個々に違いますが日々を懸命に過ごしていらっしゃいます。

 

私達は、必要な情報をお伝えする・状況に対応できる行政機関・支援団体に繋ぐと云った訪問見守り支援を、現在も多くの方にご協力して頂きながら行っています。

 

全国・全世界の皆様へ

 

皆様からご支援いただきました手作り品を、
みなし仮設の方にも手渡しにてお届けしております。
大変喜んで頂いております。本当にありがとうございました。

これからもずっと・・沿岸地域のみなさんと繋がり続けてほしいと思います。

(文:夏井 真由美)

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。