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0901 第一回アシックス杯「健康を取り戻そう グランドゴルフ交流大会」(陸前高田市)

2012年9月06日  19時00分

米崎小仮設グラウンドで第一回アシックス杯「健康を取り戻そう グランドゴルフ交流大会」が開かれた。主管は陸前高田市グランドゴルフ協会(以下、高田市GG協会)、主催はアシックス。

参加登録者は前日の時点で96名だったが、開会式にはなんと迫力の107名が整列。高田市GG協会 佐藤弘会長の挨拶にはじまり、来賓の戸羽太市長、山田市雄教育長、株式会社アシックス 佐野俊之常務、アシックス東北販売株式会社 長瀬勝社長 、遠野まごころネット 多田一彦理事長による始球式。

   

 

        

グランドゴルフって?

専用のクラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットを使用して、ゴルフのようにボールをクラブで打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を競います。場所によって距離やホールポストの数を自由に設定でき、ルールも簡単なため、どこでも、だれでも手軽に楽しむことができます。又、ホールインワンもあり、その場合、自分の各ホールの合計打数から3打をマイナスするという特典が設けられており、プレーヤーの励みと意欲を高める工夫がなされています。

公益財団法人 日本グラウンドゴルフ協会より引用)

 

 さあ、お待ちかね!いよいよ競技の始まり!!!

     

9名が12グループに分かれ、1から12コースをまわる。ボールを打つ時の表情は真剣そのもの!

             

 どのグループからも笑い声が聞こえ、大変活気がある。「私は80過ぎになりました。ホッホッホ」と笑っていたお父さん。「みんなで笑ってできるからいいんだ、私はうまくはないけどね」なんて言っていたのに、なんと2打でトマリ!(ホールポストにインすること)「やるなぁ~」と思わず拍手。「9月だというのにねぇ!お水もらおうかしら」運営本部に設置された水分補給ポットに向かうお母さん。なにしろ、この日は歩くだけで汗をかくほどの暑さ。

が、しかしそんなことお構いなしに自分の打ったボールを追いかける元気な姿も・・・・・・!

    

 あっという間に楽しい時は過ぎ、閉会式へ。表彰式ではアシックスさんより賞状と景品が手渡された。

         

今回、アシックスは高田市GG協会に「グランドゴルフ普及に役立ててほしい」とカラフルなボールやクラブ10本などを寄付した。高田市GG協会は150名の会員を抱えていたが、震災によりそのうちの2割近くが犠牲となった。さらに、3分の2の会員が道具を流された。 参加者の中には、震災当日も昼まで練習をしていたという方がいたので話を聞くと、「以前は週2日間練習をしていたが、震災以降、今日までクラブを握る日はなかった」と話す。聞いて回ると、「震災後初めて」という声をよく耳にした。「こういう大会があったらまた参加するよ」「感覚を取り戻すためにこれから練習を続けていくよ」そんな声を聞くと、新たな会員が期待できる。

第一回アシックス杯「健康を取り戻そう グランドゴルフ交流大会」は見事なまでに大盛況、大成功に終わった。

 

はやく第二回交流大会やらないかな?スポーツの秋は始まったばかり!!!

 

(取材班 山田エリナ)

 

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。