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11月11日(日) 〜震災から1年8ヶ月〜月命日に今考える「未来」へのキャンドルナイト

震災から1年8ヶ月が経ちました。その間に、遠野まごころネットの活動も変わってきました。ガレキ撤去が終了し、コミュニティ作りや街作りへと活動がシフトしています。ボランティアの方の中には、ガレキ撤去終了が一つの区切りだと思われている方も多いかと思います。

メッセージカードを捲いたキャンドル


未来

しかし現実の被災地では、いまだ家の建設はおろか、高台移転も進まず、失業率も極めて高く、被災地の方々は震災前の状況にすら戻れないでいます。

今回キャンドルで作った文字は「未来」。8月のキャンドルナイトでも使われた言葉です。リピーターのボランティアの方の多くから、「以前来た時と何も変わっていない」「まだ全く復興が進んでいない」という声が聞かれます。それでも、のべ7万人を超えるボランティアの方々のご協力でガレキ撤去も一段落しました。しかし、これはボランティア活動の終わりということではまったくありません。まだまだ出来ること、「未来」へ向けて我々ボランティアの力が必要とされている活動がたくさんあります。遠野まごころネットは、一人でも多くの被災地の方々に寄り添い、今後も復興にむけたボランティアのタスキを繋いでいきたいと考えています。

(文・写真 及川将志)