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ボランティアの準備と心がまえについて(2)

遠野まごころネットでは、ボランティアに参加されるみなさんにより良いコンディションで活動していただくためにボランティア生活を含めた環境整備を進めています。しかし、ボランティア活動の基本はあくまで自己完結です。まごころネットでの活動にお越しになる際にはボランティア保険や持ち物、服装を含めて十分な準備をお願いします。

がれき撤去作業から戻ってきた東洋大学のみなさん


(3)装備について

出発にあたって必要な持ち物については、持ち物リストをプリントアウトしてご活用ください。

現場作業に必要な道具・工具類(スコップや一輪車など)などはこちらでお貸ししていますが、服や靴が汚れる作業をする場合もありますので、汚れた服や靴を入れて持ち歩けるような大きなビニール袋やごみ袋をご用意ください。暑い夏は熱中症対策も不可欠です。がれき撤去や家屋の清掃など屋外での活動を予定されている方はスポーツドリンクや梅干し、塩飴など大量の水分と適度の塩分、冷却タオル等の熱中症対策もしっかりと事前に準備をお願いします。

熱中症にも要注意!

現場での活動中にボランティアスタッフががれきや土砂に埋まったガラスで指を切ったり、釘を踏んでけがをするような事故が時々発生しています。どんなに注意をしても危険を完全に回避することは難しい状況です。がれき撤去等の作業に参加される際は必ず鉄板などの入った中敷(踏み抜き防止インソール)と厚手の手袋をご使用ください。中敷はホームセンターや作業用の服を売っているお店で購入が可能です。また、汚れたり錆びたりした釘等で怪我をすると破傷風に感染する危険性がありますので、できれば事前に予防接種を受けられることをおすすめします。

現場のヒヤリハットメモ

(4)服装について

現場で作業をする際にはケガの予防として夏場でも長袖の着用をお願いしています。現場での作業中に木材やガラス、釘などでケガをすると、そこから破傷風などの病気が発症する危険性もあります。安全のため服装には充分な配慮をお願いします。現場活動時の服装についてはこちらを参考にしてください⇒その1 その2

宿泊施設内では主にTシャツやGパンなどの軽装で過ごしています。ただし、まれに女性のボランティアの方のなかにミニスカートや、ショートパンツ、ワンピースなど肌の露出が多い服装をしている方が見受けられることがあります。宿泊施設内は共同生活の場ですので周囲への配慮も必要です。被災地でボランティアとしての自覚を持った活動をするためにも、このような服装で現地入りすることは絶対に避けましょう。

心がまえについて

滞在中は遠野まごころネットと連携して活動していただきます。単独での勝手な行動は被災地での活動に混乱を招きますのでご遠慮下さい。そして、日頃のまごころネットのボランティア生活の運営を陰で支えているのも、同じまごころネットのボランティアの仲間です。宿泊所やその他の共用施設をご利用される方は、お互いに気持ち良く過ごせるよう、整理整頓やマナーの遵守にもご協力ください。よろしくお願いいたします。