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「習字ホルダー募金」をお届けしてきました。

2013年1月25日  13時55分

 1月18日(金)、「習字ホルダー募金」にお寄せ頂いた募金、計¥42,724を、大槌町小鎚にある仮設小学校にお届けして来ました。

  「習字ホルダー」というのは、習字の授業などで生徒が書いた作品を飾るためのビニール製の用具です。書道用紙を台紙と透明ビニールカバーで挟むように出来ていて、入れ替えがしやすく、上下に複数の作品を連結できるようにもなっています。

 大槌町では、東日本大震災により使用できなくなった大槌、安渡(あんど)、赤浜、大槌北の4つの小学校と、大槌中学校の計5校の仮設校舎を、同町内の「大槌ふれあい運動公園」のサッカー場に建て、生徒の皆さんは2011年の9月からそこで学んでいます。

 当初、この仮設校舎の教室には習字ホルダーが無く、代用として、窓に貼った画用紙に作品を貼って掲示していました。しかし、その掲示は風の出入りをさえぎることになり、夏期、エアコンの無い教室はとても厳しい暑さに見舞われました。習字ホルダーがあれば、窓を覆うこともなく風が通りぬけ、熱さを教室の外に逃すことができます。

 そこで、遠野まごころネット東京事務所では習字ホルダーを購入して学校に送ろうと募金を呼びかけました。具体的には、4つの小学校の三年生から六年生までの計約320人分に予備の分も考え、購入代金¥57,000を目標としました。

 募金を呼びかけ始めたのは2012年の夏頃のこと。募金期間の目処としていた11月末には、目標金額には届かなかったものの、たくさんの方からご協力を頂き、計¥42,724が集まりました。学校では既に習字ホルダーを購入したということでしたので、今回はこの募金をそのまま寄付としてお渡しすることにしました。このお金は今後、生徒が必要とする文具などの購入にあてて頂けるそうです。

 募金にご協力頂いた皆さまに心より感謝いたします。どうもありがとうございました。

*写真は4校を代表して募金を受け取って頂いた安渡小学校の菊池和子校長先生です。

 
(報告 遠野まごころネット東京事務所)

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。