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2013年3月11日(月) 東日本大震災から2年。

あの日から2年の節目となったこの日、さまざまな追悼行事が行われました。遠野本部での朝礼では、多田理事長からのお話のあと、全員で海の方角に向けて犠牲者を悼み黙祷しました。

 2013_311朝礼

2013_311黙祷

また、昨年も311イベントへのご招待を頂いた、宮古市田老地区のNPO *立ち上がるぞ!宮古市田老*さんからは今年も連絡をいただき、バスで伺いました。現地では「たろう観光ホテル」の6階から震災当日に撮影された貴重な記録ビデオを、その6階の部屋で見せて頂きました。その後、「万里の長城」とも呼ばれた有名な防潮堤に移動し、午後2時46分の時間に合わせて参加者みんなで手をつなぎ黙祷しました。

宮古市田老町(たろう観光ホテル屋上より)

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夜18時30分からは遠野市内の蔵の道ひろばでキャンドルナイトが開かれました。使われたキャンドルは岡山県倉敷市を拠点に活動されている「くらやみキャンドルプロジェクト」様からご支援頂いたキャンドルで、それを「静岡県ボランティア協会」様よりご支援頂いた風情ある竹灯篭に入れ、ひとつひとつ火を灯していきました。形作られた文字は「光 2013 . 3 . 11」。当夜は、たくさんの遠野市民の方にもご参加いただき、真の復興を強く願う、会場全体で心をひとつにするセレモニーとなりました。

20時からは遠野本部にて、臼澤良一副理事長が語り部となり、自らが被災した震災当日の生々しい体験談を話していただきました。参加された方の中には、唇をぐっと噛み締めこらえる様子の方もいらっしゃいました。最後に臼澤副理事長は「ボランティアに来て頂いてどうもありがとうございます。これからは被災地で“フロンティア”としても活躍していただけたら嬉しいです」と、話を結びました。