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プロスキーヤー竹鼻建さんがスキーゴーグルなどを寄贈

岩手出身の著名なプロスキーヤー竹鼻建(たけはな・たてる)さん(42)が遠野まごころネット事務局を訪れ、全国のスキー関係者から集めた5000個以上のスキーゴーグルなど、ダンボール24個分の支援物資を寄贈してくださいました。雫石高時代は、大回転と回転で高校総体2冠。法大時代も大回転でインカレ2連覇、また数々の国際大会でも活躍された竹鼻さんは、現在も「基礎スキー」の講師を務めるかたわら、国体の岩手代表として国体優勝などの輝かしい成績を収めています。
竹鼻建さん
震災直後から自身のブログや人脈をフル活用されるなど、積極的に被災地への支援活動に尽力。3月には、防寒に優れたスキーウェア5万着を各地の被災地に届けられています。さらに今回は、ガレキや汚泥の撤去などに従事される「作業員やボランティアのみなさんのために…」と強度や密着性に優れたスキーゴーグルだけでなく、親交の深いオフロードバイク業界からもバイク用のグローブなども調達してくださいました。「避難所の方々だけでなく、被災地で頑張ってくださっている方々に何ができるかを考えました。スキーのゴーグルは、クッションが効いていて長時間作業する方に人気なんですよ」と笑顔で話されました。

竹鼻建さん

竹鼻建さん

3月11日の大震災以来、東北地方のスキー場は続々と今冬の営業を中止。岩手県でも、竹鼻さんが在籍する安比スキー場ほか県内約20の施設がすべて今年度の営業中止となっています。「スキー場のようなレジャー産業には、平穏な生活が何より大切です。われわれも一丸となって、被災地の復興に協力したい。できれば来シーズン以降、被災地の子供たちをスキー場に招いて、スキー教室を開きたいですね」と熱い胸のうちを披露されました。