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5・6 ひとまず終了した陸前高田市「腐乱海産物回収」作業現場の今後

瓦礫と水産物がほとんどなくなった上長部地区の現場

遠野まごころネットが、陸前高田市上長部地区で連日40~250人ものボランティアを投入して実施してきたサンマ、サケなどの水産物収集活動(通称:サンマ作戦)が、震災から55日後の5月5日にひとまず終了の時を迎えました。

3月11日の大震災で、水産加工会社の冷凍倉庫を津波が破壊し、800トンもの冷凍水産物(サンマ、サケ、イクラ、ワカメなど)が、すべて周辺にばら撒かれてから5週間後の4月19日から2週間以上にわたって、家屋のがれきが散らばり、強烈な悪臭の漂う過酷な環境の中で、のべ1000人にのぼる「まごころネット」のボランティアが地道に、回収や廃棄、そして消臭のためのEM菌散布作業に従事してきました。

GWも終盤を迎え、全国各地から参加していただいたみなさんの懸命な努力で、手作業で回収が可能なサンマなどの大半を除去することができたため、関係各所の協議の末に5日をもって作戦完了となりました。今後は、重機を中心にしたがれきの撤去作業などを行ったうえで、さらなる人員投入の必要性を見極めることとなっています。

連日大量に回収されたサンマなどの海産物

「サンマ作戦」はいったん終了となりましたが、これで上長部地区の被害がすべて解消されたわけではありません。人の手の届かないがれきの下には、まだまだたくさんの腐った水産物が埋まっているはずです。今後、がれきの撤去作業が進むにつれ、改めて「第2次サンマ作戦」が必要となる可能性は大いにありえます。加えて、現地では散乱したサンマなどを食べに集結している大量のカモメやウミネコによるフン害。そして、食あたり? で死亡した数多くの鳥の死骸など新たな問題も発生し始めています。

被災地に心を寄せる志高きボランティアのみなさん、お願いです。みなさんが、再び助けを求められる日が来るかもしれません。どうか、これからも陸前高田市上長部の被災地域への関心を持ち続けてください。

現在も大量のカモメやウミネコが集結している破壊された冷凍庫周辺