遠野まごころネット

遠野被災地支援ボランティアネットワーク遠野まごころネット

故郷で知ったボランティアの使命

2011年5月07日  19時18分

<まごころ体験記④>

故郷で知ったボランティアの使命

福岡市 小野寺淳哉

ボランティアに参加する人たちは「少しでも被災地の力になりたい」という思いで来ていると思う。もちろん、私自身もこの例に漏れないが、最大の動機は、故郷・岩手や東北の方々に対しての「後ろめたさ」「申しわけなさ」からだった。

2週間前の陸前高田の様子

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5・7 震災になんて負けないぞ!大船渡のサッカー少年たちが遠野で輝く

2011年5月07日  16時10分

試合後、記念写真に納まるFCサンアルタス大船渡(黄)とヴァレンテとおの(青)

試合後、記念写真に納まるFCサンアルタス大船渡(黄)とヴァレンテとおの(青)

遠野まごころネット事務局に隣接する市民サッカー場でこの日、3・11の大津波で甚大な被害を受けた大船渡市のサッカー少年団「FCサンアルタス大船渡」が、地元・遠野の「ヴァレンテとおの」と練習試合を行いました。 大船渡市内5つの小学校の30人が集うサンアルタスには、津波でお父さんを亡くされた選手が1人、家を流されてしまった選手が3人います。練習場の盛小は津波の被害を免れましたが、校舎は避難所に、グラウンドは自衛隊のベースキャンプに変わり、震災から1カ月以上も練習ができませんでした。それでも、4月13日から大船渡高校のグラウンドを借りて活動を再開。地区予選免除で出場できることになった今夏の県大会に向けて、元気に練習に励んでいるそうです。 (さらに…)


5・6 被災地に笑顔がはじける。藤原紀香さん、大黒摩季さん、武蔵さんが施設を訪問

2011年5月06日  21時00分

6日午前に遠野まごころネット事務局を訪れた女優の藤原紀香さん(39)シンガーソングライター大黒摩季さん(41)、元格闘家でタレントの武蔵さん(38)の3人は、ボランティアへの激励を終えると、被災地である沿岸部に移動。釜石市と陸前高田市の避難所や養護施設4カ所を相次いで訪問して、被災された方々への励ましや医療ボランティア活動を行いました。

お年寄りに優しく語りかける藤原さん

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5・6 ひとまず終了した陸前高田市「腐乱海産物回収」作業現場の今後

2011年5月06日  20時13分

瓦礫と水産物がほとんどなくなった上長部地区の現場

遠野まごころネットが、陸前高田市上長部地区で連日40~250人ものボランティアを投入して実施してきたサンマ、サケなどの水産物収集活動(通称:サンマ作戦)が、震災から55日後の5月5日にひとまず終了の時を迎えました。

3月11日の大震災で、水産加工会社の冷凍倉庫を津波が破壊し、800トンもの冷凍水産物(サンマ、サケ、イクラ、ワカメなど)が、すべて周辺にばら撒かれてから5週間後の4月19日から2週間以上にわたって、家屋のがれきが散らばり、強烈な悪臭の漂う過酷な環境の中で、のべ1000人にのぼる「まごころネット」のボランティアが地道に、回収や廃棄、そして消臭のためのEM菌散布作業に従事してきました。

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5・6 藤原紀香さんらが、まごころネットを電撃訪問!!

2011年5月06日  11時39分

まごころネットのロゴの前で微笑む武蔵さん、藤原紀香さん、大黒摩季さん

まごころネットのロゴの前で微笑む武蔵さん、藤原紀香さん、大黒摩季さん

日本赤十字社の広報特使を務める女優の藤原紀香さん(39)が、親友のシンガーソングライター大黒摩季さん(41)、元格闘家でタレントの武蔵さん(38)とともに6日午前、遠野まごころネットを電撃的に訪問してくださいました。藤原さんは、震災後に自らで立ち上げた「スマイルプリーズ紀香基金」を通じて募金を募り、3月30日には自身の義援金と合わせた6300万円を日本赤十字社に寄付されたほか、4月12日には大黒さんとともに福島県の赤十字社や宮城県の避難所や病院を訪れ、被災された方々や医療スタッフを激励されるなど、「まごころ」のこもった精力的な被災地支援活動を続けておられます。日赤が、まごころネットの構成メンバーである「外部ボランティア団体」に名を連ねるだけでなく、医療スタッフらも派遣してくださっているご縁で、本日は震災後の岩手初訪問の舞台として、お忍びで? 当地を訪れてくださいました。

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5・5 魂の声が聞こえる

2011年5月05日  21時40分

郡(こおり)美矢さん(41)は、生まれつき耳が聴こえない。兵庫県但馬市にある耳の不自由な方々の通う小さなキリスト教会で、手話で聖書の言葉を伝える「ろう牧師」を務めている。親友の米国人宣教師ナンシー・ジョルダンさん(62)と、彼女の夫エドさん(64)の車で、遠野にまでやってきた。忙しい仕事をやりくりし、ゴールデンウイークに2日間だけの日程でボランティアに志願。しかし、4日の午前4時に出発し、夕方6時に仙台までたどり着いたところで、3人は悪天候と疲労でギブアップ。やむなく知人宅に宿泊し、再び早朝から遠野を目指したが、まごころネットに着いたのは午前10時。すでに、沿岸の被災地へ行くすべてのバスは出た後だった。被災地まで40~50㌔離れた遠野からの毎朝の無料送迎バスを逃せば、その日は現地での活動はできない。「まごころのシステムをよく知らなかったんで、3人で『え~!!』という感じでした。本当は、こちらでも被災された障がい者のための仕事をしたかったんですけど、残り1日だけじゃそんなことも言ってられませんからね。何でもやろうと、今日の仕事にかけていました」。ジョルダンさんとまごころの手話通訳の助けを借りながらも、自身も大きく口を動かして笑顔で話した。

明るくポーズをとる郡美矢さん(右)とナンシーさん(中央)。左はまごころネットの手話通訳ボランティアの奥園美恵子さん

明るくポーズをとる郡美矢さん(右)とナンシーさん(中央)。左はまごころネットの手話通訳ボランティアの奥園美恵子さん

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5・5 「まごころだね」リニューアル新募集!

2011年5月05日  16時54分

「まごころ種」は終了いたしました。ご支援をいただきありがとうございました。

 

大津波で荒れ野となってしまった被災地の畑や、流されてしまった人家の庭、そして避難所の周囲を「まごころの花や農作物で埋め尽くそう」という願いを込めて、4月27日からスタートした新企画「まごころの種」を「まごころだね」と名称を変更し、本日5日から再募集を開始します。

被災地を思うあなたの「まごころだね」をお待ちしています

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復興への祈りをこめて・・・

2011年5月05日  11時59分

koinobori

 大きな被害を受け、見渡す限りのがれきになってしまった陸前高田市。 そんな中、色鮮やかな鯉のぼりが雨上がりの空にたなびいていました。 風の中を力強く、寄り添って仲よく泳ぐ姿は震災で打ちひしがれた現地の人々の心だけでなく、連日復興作業にを手伝いをしている我々ボランティアの疲れた心を癒してくれます。


1度だけのボランティアではなく…

2011年5月04日  22時13分

<まごころ体験記③>

1度だけのボランティアではなく…

栃木県小山市 小島奈緒子

遠野生まれの母を持つ私は、4月30日から「遠野まごころネット」で活動しています。昨日3日までは、ずっと事務局から車で10分ほどの稲荷下の体育館で、全国から届けられた物資を仕分けて、体育館を訪れる被災された方々にお渡しする活動を行っていました。

母昭子さんの生まれ育った遠野でボランティアに励む小島奈緒子さん

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「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。