遠野まごころネット

遠野被災地支援ボランティアネットワーク遠野まごころネット

討議「震災の風化を防ぐ」「自立をさまたげない支援」とは(5)

2011年9月13日  10時50分

これまでのディスカッションの内容を、遠野まごころネット副代表の多田一彦さんがまとめました。

多田一彦さん(遠野まごころネット): みなさん大事な話をしてくださいました。菊池新一さんは、全体の緊急支援の中で、物資の観点からいくと一つひとつの物資を大事にし、どのようにうまく物資の支援を止めていくかということを考えなければなりません。

一方、大関さんが言った弱者救済という観点では、一人ひとりに深く入っていって、一緒に悩んで支援をしつづけなければなりません。

同じ場所で同じ活動をしていると難しい問題がでてきます。私のプレゼンで「パーソナルなサポートは組織を分けるべきだ」といったのはそういうことです。同じ考え方で支援をすると難しいから、これは難しいままで別々の形でやってもいいじゃないかという意見もあります。

同じ土俵で考えると違うことを言っているように感じるが、本当は両方とも同じ路線にあります。

この報告会で思ったことは、岩手県も我々も、参加してくれている外部団体も向かう方向は同じベクトルにあるということです。本当にそう感じます。だから必ずみんなで協力し、よい支援を続けていけるでしょう。

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討議「震災の風化を防ぐ」「自立をさまたげない支援」とは(4)

2011年9月13日  10時40分

会場からいただいた質問のなかに、「ボランティアが被災者の自立をさまたげているのではないか」と新聞で報じられていたとの声がありました。

被災地の現状とボランティアが行なっている支援の工夫について、各団体が答えました。

Q.自立をさまたげない支援について

参加者(男性): 9月に遠野まごころネットで個人ボランティアとして活動をしたものです。

「ボランティアが住民の自立をさまたげているのではないか」という新聞記事を見ました。ボランティアは、どのくらい自立をサポートすればよいのでしょうか。

また、今後は、これまでやってきた泥かきや心のケアは減っていくと思います。これからボランティアが関与していくのはどういう部分なのでしょうか。自立をさまたげない支援とはどういうものなのでしょうか。

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討議「震災の風化を防ぐ」「自立をさまたげない支援」とは(3)

2011年9月13日  10時30分

会場にいらした参加者からの質問に、登壇者が答えました。

Q.震災をチャンスにできれば

参加者(女性): みんな被災地へ行きたいと思っていますが、距離が遠く、費用が高いのがネックになっています。私はJRにメールを出して、ボランティア列車を出してほしいと頼みました。そうすればみんなが行きやすくなります。

大きな震災はチャンスだと言われているそうです。チャンスは時間が経つと閉じてしまうと言われていわれています。すでに閉じてしまったのではないでしょうか。

松永秀樹さん(ファシリテーター): 多くの人が亡くなっている中で、「震災をチャンス」というのは難しいかもしれませんが、震災から学ぶことはありますし、日本自体を変えていくような、さまざまなことができると思います。多田さんに伺います。

A.被災地を見に来てほしい

多田一彦さん(遠野まごころネット): 今のタイミングではいいにくいですが、震災から何かを得るという考え方はいいと思います。

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討議「震災の風化を防ぐ」「自立をさまたげない支援」とは(2)

2011年9月13日  10時20分

Q.ボランティアと行政の連携について

松永秀樹さん(ファシリテーター): ボランティアと行政の連携について、会場から質問が届いています。

「平時であれば住民サービスとしてさまざまな支援ができるかもしれませんが、いまのような場合、行政が強い力を出さなければ、時間ばかりが経ってしまいます。いろんな問題があるにせよ、最大幸福のための施策をつくり、実行していくのが行政なのではないでしょうか。遠野まごころネットの方はイライラしませんか?」という質問です。

では、行政と一緒にやっていくことについて多田さんのご意見を聞きたいと思います。

A.官民がお互いにバックアップをする

多田一彦さん(遠野まごころネット): よく、行政の方に「民間意識を持て」という話がありますが、それは民間から行政に対する一方的な意見ではないかという感覚が私にはあります。逆に、民間に「官の意識を持て」ということも必要ではないでしょうか。

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2011年9月11日 遠野キャンドルナイト

2011年9月10日  21時10分

終了しました。ぜひ録画をご覧ください!


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遠野まごころネットでのキャンドルナイトは、ボランティアによって運営されています。今回立候補してくださったのは、太田杜人さん、堤裕之さん、佐藤根菜穂子さん。東京での六カ月報告会とつながるなど、新しい試みが生まれています。3人からのメッセージを発信します。

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『初めての災害ボランティア』体験報告会、9月2日レポート

2011年9月08日  08時41分

9月2日に「行ってきたよ!遠野まごころネット東京体験報告会」が最終回を迎えました。台風の影響も心配されましたが無事に開催され、38名の参加者と約20名のスタッフが集まりました。 資料に基づいた現地の生活環境やボランティア作業の紹介の説明、参加者からの質疑応答などは最終回に相応しく、充実した内容でスムーズに行われました。そして今回は冬を迎えるにあたって、今まで以上にボランティアの需要が高まるとみられるため、現地ではより多くのマンパワーが求められていることを参加者のみなさんにお伝えしました。 

これからもより多くの方々に被災地の状況を知ってもらい、ボランティアに参加してほしいという思い、また、東京にいても被災地支援を続けたいという思いがスタッフそれぞれにあり、今後も内容を見直しながら体験報告会を継続していく予定です。 

今後の開催予定日は10月23日(日)午前、11月26日(土)午後、12月17日(土)夜です。詳細は決まり次第、東京報告会のサイト<http://repo.tonomagokoro-tokyo.info/>でお伝えいたします。更に充実した内容となるよう考案中ですので、バージョンアップした体験報告会を是非お楽しみに!これからも多くの方々の参加をお待ちしております。


台風12号により被災された皆様へ

2011年9月05日  16時06分

今朝の朝刊にて、この度の台風12号によって19名の方が亡くなられ、依然として54名の方々が行方不明となっております。被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。当まごころネットでも多くの西日本の方々からの支援とボランティアを受けており、皆心配しております。

この記事を読んで皆心配しております。

甚大な被害を受けた和歌山からは、いままでに13名の方々にボランティアとして参加していただきました。
こちらからは駆けつけることもできず、心苦しい思いです。

被災地は東北だけではないのです。まごころのネットワークが少しでも力になれることを切望いたします。

一日も早い復旧と皆様のご健康を心からお祈りしてります。
復旧に向けて、ともに頑張ってゆきましょう。


愛フェス2011

2011年9月02日  23時13分

遠野まごころネットも参加するイベント「愛フェス」についてのお知らせです。

愛フェスは、コンサートやダンスのステージイベントを楽しみながら、地域のグルメやフリマ、NPOブースをめぐる、そして、共感したNPOに「寄付投票」すると、収益金が投票率に応じてそのNPOに「志金」分配される。そんなユニークな社会貢献イベントです。過去2回開催し、約6万人の方が参加しています。

愛フェス2011公式ブログhttp://ameblo.jp/ifes/

愛フェス2010公式ウェブ http://ifes.jp/index-1.html

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冷凍車にみんなの想いを載せて

2011年8月22日  17時05分

「この冷凍車はまだまだ充分に働けるので、避難所への食品の配送、臨時的な冷蔵庫代わりにと、被災地の皆さんに役立てて頂きたいので寄贈したい。」と、西野さんより話を聞き、それならみんなの熱いメッセージをつけて走ればもっと被災地の皆さんに喜んでいただけるのではないか、とプロジェクトを立ち上げた「東北・関東大震災義援、三休プロジェクト」 三重県から熱いメッセージ入りの冷凍車が届いております。

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大阪・東京でのキャンドルナイト

2011年8月17日  19時43分

8月11日の全国・全世界で行われたキャンドルナイトですが、参加された方よりレポートをいただいたので、記事と写真を掲載させていただきます。 みなさまの地域ではいかがでしたか。Facebookへの投稿や、Twitterで#magokoronetを付けてのつぶやきを歓迎していますので、どうぞよろしくお願いします。


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「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。