遠野まごころネット

遠野被災地支援ボランティアネットワーク遠野まごころネット

5・11 よみがえれ!ブドウ園

2011年5月11日  15時24分

陸前高田市米崎町にある老舗ブドウ園「神田葡萄園」で今、遠野まごころネットのボランティアが連日10人態勢で、懸命の復旧作業に従事している。明治38年(1905)創業のブドウ園は、3・11の大津波で2㌶のブドウ畑の約半分が浸水。年間20万本近く生産していた看板商品の「マスカットサイダー」など、約50種類の果汁加工品をつくる工場の機械も水浸しになり壊れてしまった。なによりも倉庫前に山積みされていた約2万本もの製品と空ビンが敷地外に流出。周辺の田畑の泥の中に散乱。逆に、ブドウ畑には瓦礫やわらくず、古タイヤまでが押し寄せて、大部分が埋まってしまった。

津波で流れ込んだワラを集めるまごころネットのボランティア

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1人のボランティアとして伝えたかった!

2011年5月10日  20時53分

<まごころ体験記⑤> 1人のボランティアとして伝えたかった

大阪市  西 靖

出発前に神妙に説明を聞く

私は大阪の毎日放送でアナウンサーをしています。阪神淡路大震災を経験した土地のメディアに身を置くものとして「被災地を取材し、伝えたい!」という思いは、ずっとあったのですが、地震直後の混乱期に「関西から土地鑑もないのに押しかけてもご迷惑になるだけだ」と自制していました。救援物資が届くか? 飲み水は? ガソリンはあるか? という切羽詰まった時期に、被災地の貴重な食料を私が消費してしまうことがいいこととは思えなかったし、阪神淡路大震災の時には、私自身も東京から来た取材陣の態度にイライラさせられた経験もありました。もちろん、被災地が必要としていることを、被災地以外の方に広く知っていただくためにも「取材は必要だ」とは感じでいました。お役に立ちたい一方で、物理的にも精神的にもできるだけご迷惑をおかけしたくない。どうすれば両立させられるのか? そのやり方と時期を3月11日以来、ずっと模索していたのです。 (さらに…)


心の扉を開いてもらえた…神戸大

2011年5月09日  13時11分

こんにちは! 神戸大学のボランティアグループです。

われわれは4月26日から一部のメンバーが遠野入りし、5月2日から最大30人以上で、物資の搬入や片付け作業、そして「足湯」などのボランティア活動をさせていただきました。

足湯をしながらおばあちゃんとの会話がはずむ

陸前高田市の各避難所では、前日に足湯などを担当して避難されている方々のニーズをうかがったメンバーからの報告を受けて、翌日に別のメンバーが必要な物資をお届けした際には「まさか、昨日の今日で持ってきてもらえるなんて…今日は拝んで寝なきゃ」と大変喜んでいただきました。 (さらに…)


5・8 陸前高田に「希望乃湯」がオープン!

2011年5月08日  20時12分

陸前高田市の民家の庭に、大型トラックの巨大コンテナを再利用した浴場「希望乃湯」がお目見えし、震災から避難生活を続けたり、復興作業に従事する地域の人々の間で静かな人気を呼んでいる。

4㌧トラックのコンテナ内を改装した大きな湯ぶねでリラックス

4㌧トラックのコンテナ内を改装した大きな湯ぶねでリラックス

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故郷で知ったボランティアの使命

2011年5月07日  19時18分

<まごころ体験記④>

故郷で知ったボランティアの使命

福岡市 小野寺淳哉

ボランティアに参加する人たちは「少しでも被災地の力になりたい」という思いで来ていると思う。もちろん、私自身もこの例に漏れないが、最大の動機は、故郷・岩手や東北の方々に対しての「後ろめたさ」「申しわけなさ」からだった。

2週間前の陸前高田の様子

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5・7 震災になんて負けないぞ!大船渡のサッカー少年たちが遠野で輝く

2011年5月07日  16時10分

試合後、記念写真に納まるFCサンアルタス大船渡(黄)とヴァレンテとおの(青)

試合後、記念写真に納まるFCサンアルタス大船渡(黄)とヴァレンテとおの(青)

遠野まごころネット事務局に隣接する市民サッカー場でこの日、3・11の大津波で甚大な被害を受けた大船渡市のサッカー少年団「FCサンアルタス大船渡」が、地元・遠野の「ヴァレンテとおの」と練習試合を行いました。 大船渡市内5つの小学校の30人が集うサンアルタスには、津波でお父さんを亡くされた選手が1人、家を流されてしまった選手が3人います。練習場の盛小は津波の被害を免れましたが、校舎は避難所に、グラウンドは自衛隊のベースキャンプに変わり、震災から1カ月以上も練習ができませんでした。それでも、4月13日から大船渡高校のグラウンドを借りて活動を再開。地区予選免除で出場できることになった今夏の県大会に向けて、元気に練習に励んでいるそうです。 (さらに…)


5・6 被災地に笑顔がはじける。藤原紀香さん、大黒摩季さん、武蔵さんが施設を訪問

2011年5月06日  21時00分

6日午前に遠野まごころネット事務局を訪れた女優の藤原紀香さん(39)シンガーソングライター大黒摩季さん(41)、元格闘家でタレントの武蔵さん(38)の3人は、ボランティアへの激励を終えると、被災地である沿岸部に移動。釜石市と陸前高田市の避難所や養護施設4カ所を相次いで訪問して、被災された方々への励ましや医療ボランティア活動を行いました。

お年寄りに優しく語りかける藤原さん

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5・6 ひとまず終了した陸前高田市「腐乱海産物回収」作業現場の今後

2011年5月06日  20時13分

瓦礫と水産物がほとんどなくなった上長部地区の現場

遠野まごころネットが、陸前高田市上長部地区で連日40~250人ものボランティアを投入して実施してきたサンマ、サケなどの水産物収集活動(通称:サンマ作戦)が、震災から55日後の5月5日にひとまず終了の時を迎えました。

3月11日の大震災で、水産加工会社の冷凍倉庫を津波が破壊し、800トンもの冷凍水産物(サンマ、サケ、イクラ、ワカメなど)が、すべて周辺にばら撒かれてから5週間後の4月19日から2週間以上にわたって、家屋のがれきが散らばり、強烈な悪臭の漂う過酷な環境の中で、のべ1000人にのぼる「まごころネット」のボランティアが地道に、回収や廃棄、そして消臭のためのEM菌散布作業に従事してきました。

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5・6 藤原紀香さんらが、まごころネットを電撃訪問!!

2011年5月06日  11時39分

まごころネットのロゴの前で微笑む武蔵さん、藤原紀香さん、大黒摩季さん

まごころネットのロゴの前で微笑む武蔵さん、藤原紀香さん、大黒摩季さん

日本赤十字社の広報特使を務める女優の藤原紀香さん(39)が、親友のシンガーソングライター大黒摩季さん(41)、元格闘家でタレントの武蔵さん(38)とともに6日午前、遠野まごころネットを電撃的に訪問してくださいました。藤原さんは、震災後に自らで立ち上げた「スマイルプリーズ紀香基金」を通じて募金を募り、3月30日には自身の義援金と合わせた6300万円を日本赤十字社に寄付されたほか、4月12日には大黒さんとともに福島県の赤十字社や宮城県の避難所や病院を訪れ、被災された方々や医療スタッフを激励されるなど、「まごころ」のこもった精力的な被災地支援活動を続けておられます。日赤が、まごころネットの構成メンバーである「外部ボランティア団体」に名を連ねるだけでなく、医療スタッフらも派遣してくださっているご縁で、本日は震災後の岩手初訪問の舞台として、お忍びで? 当地を訪れてくださいました。

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「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。