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遠野・岩槻のお雛様 大槌へ

大槌町安渡地区では昔から地域の人が見に来ていたというお雛様があったそうです。

煙山家に代々伝わる「煙山家のお雛様」です。

お雛様は津波で流されてしまいましたが、瓦礫の中から、お雛様の写真が非常にきれいな状態で出てきたそうです。

その写真の展示を3月4日に行うことになりました。

        

写真だけでは寂しいという声があり、本物のお雛様もということで、日本一の雛人形の産地さいたま市岩槻区や、町家のひな祭りで有名なここ遠野からもちょっと変わった雛人形を集めることに。遠野の街に飾られた様々なお雛様をみて、作品をお借りできないかお願いしたところ、安渡地区のためにと新作を作って頂きました。

堀合千恵子さんは、松ぼっくりで作った雛人形を!

   

菅原弘子さんは、卵の殻で作ったみずきびなを!

岩槻からも雛人形が届きました!

    

そして大槌町安渡地区の小学校で3月4日、合同慰霊祭が開かれました。そこでは、黙祷の他、安渡地区の伝統芸能の披露、震災前の地区運動会などの映像上映会などが行われました。3月3日ではなく、この慰霊祭に合わせて雛人形の展示が行われました。


町内の様々な仮設団地から来られた方、遠野市や花巻市などで避難生活をしている方も、思いのこもったそれぞれの雛人形を見て頂くことができました。