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【三閉伊ウォーク】2012年3月6日(火)・第15日目:釜石市鵜住居駅~釜石市役所(15キロ・計211キロ)前半

3月6日火曜日、朝9時すぎ、三閉伊ウォークチームは鵜住居駅前を出発しました。 今日は釜石市役所まで、およそ15kmの行程です。 途中、遠野まごころネットの釜石におけるハード作業ボランティア活動の拠点、箱崎を通ります。箱崎担当の隊長・若林は早くもテンションが上昇中。

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今日も、いったん45号線を離れ、箱崎半島を回り込む県道を歩きます。 しばらくは人の姿も無く、荒涼とした光景が続きました。

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根浜海岸の中程を歩いていると、一台の車が3人を追い抜いて止まりました。 降りてきたのは岩田洋一(いわた・よういち)さん。ボランティアとして一緒に活動した仲間です。岩田さんは 3人に白いバンダナを届けてくれました。さっそく左腕に巻き付けます。これは、左腕に白いものを身につけ、震災で犠牲となった方への鎮魂と復興への決意を表すものです。





遠野まごころネットの釜石市箱崎町でのハード作業ボランティアの活動拠点がある箱崎小学校にやってきました。この日は、画面中央の3台のバスがボランティアたちを遠野からここまで乗せてきていました。ちょうど、作業前のミーティングが行われています。





箱崎小学校からその裏手の山を越え、桑の浜へと向かいます。途中、遠野まごころネットのソフトボランティア活動の1つ、大槌お茶っこチームの山本純子(やまもと・じゅんこ)さん、歌代純平(うたしろ・じゅんぺい)さん、岩崎万里(いわさき・まり)さんがやってきました。近くで活動をしていた途中だそうです。20分ほど 桑の浜まで 一緒に歩きました。












お昼ご飯は箱崎小学校へ戻り、午前の作業を終えたボランティアたちと一緒に頂きました。箱崎小学校の校庭にある仮設の集会所は人でいっぱい。ボランティアは自分の食事は自分で持参しますが、地元箱崎の方が、ボランティアたちに温かい物を食べさせたいと、毎日のように炊き出しをしてくださいます。小林正孝(こばやし・まさたか)さんは73歳。震災後、3ヶ月ほど避難所で暮らした時、全国からのボランティアたちにいろいろと助けられ非常に嬉しかったそうです。その恩返しをしたいんだ、と言います。奥さんの保子(やすこ)さんも優しい笑顔と時々飛び出す冗談ですっかりボランティアたちの人気者です。この日は、この小林さんご夫妻が沢山の鍋や炊飯器を持ち込み、豚汁や豆ご飯を提供してくださいました。 本当に美味しく、作業の疲れや寒さで冷えきったボランティアたちを暖めてくれました。








若林はさらに大槌お茶っこチームの本間菜穂子(ほんま・なほこ)さんと辻本由季子(つじもと・ゆきこ)さんが差し入れてくれたパンにかぶりつきます。





先日3人に差し入れをしてくださった三重野さんの顔もあります。この日は箱崎でのハード作業に参加していました。


また、アイルランドからやってきたパットさんとジョアンナさんからはキーホルダーの贈り物を頂きました。ありがとうございます!


昼食後、ボランティアたちは作業現場へ戻ります。寒さが厳しい中、これだけの数の方がボランティア活動をしようと集まってくださることはほんとうに心強いことです。



小林さんご夫妻、今日も本当にごちそうさまでした!ご無理なさらずに!

後半につづく