4月5日、釜石市箱崎漁港の釜石東部漁協にて、新型漁船の進水式がありました。
船の名前は、
「第十箱崎丸」。
熊本からのご支援・ご協力で総経費およそ2億円をかけて建造されました。
主にシャケ、サバ、スルメイカなどの定置網漁に使われる予定で、
5月にはマス漁にも出るそうです。
進水式には遠野まごころネットを含め、たくさんの関係者・
ボランティアも招かれました。
青く澄み渡った青空の下、にぎやかに、そして盛大に式典が進められました。
どんなに多くの人がこの日を待ち焦がれていたことでしょう。
エンジン音がひときわ高く轟き、すうっと船が動き出すと、
ボランティアの中にもたまらず涙ぐむ姿がありました。
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未来へ、希望の海へ ——
「第十箱崎丸」はこの日、確かな航跡を描きながら、復興の海へと力強く船出しました。