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チェーンソーと刈払機講習会に参加しました

2012年5月31日から6月2日まで、大槌町吉里吉里にて、チェーンソーと刈払機(草刈り機)の講習会があり、遠野まごころネットスタッフも参加させていただきました。

今回の講習会は、NPO吉里吉里国、NPO土佐の森・救援隊によって開かれたもので、講師は高知県森林研修センター専任講師の田村嘉永さんです。

チェーンソー、刈払機を使用する職業に従事する場合は、この講習を受けるということになっています。

今回、まごころネットより受講したのは川邉、佐々木、佐藤の3名。

3日間に渡り、講義と実技があり、そのうち講義がかなりの比重を占めており、充実した内容でした。

 

 

いざ、実技の開始です。

講師の田村さんはあっさりと、いとも簡単そうに木を切っていきますが、

初めてチェーンソーを扱う身にとって、木を切ることはとても難しいものでした。

 

さらに実技では、大人の胴回りよりも太い大木を切らせてもらうという、大変貴重な体験ができました。

このような大木は、現場でも普通は長年の経験を積んだベテランが扱うものなのだそうです。

  

東日本大震災の被災地にとって、チェーンソーと刈払機の技術を習得することは、求職者の就業促進の他、津波による流木や倒木、立ち枯れ材の処理、さらに、復興過程での建設用地整備のための森林開発など、様々な活用シーンが想定できます。

まごころネットでも、これまでの瓦礫撤去の際、チェーンソーを必要とする場面が度々ありました。

今回この講習を受けたことで、今後の支援活動に少しでも幅が出来ればと考えています。

大変有意義な3日間の講習会でした。

 

( 写真・報告 川邉 剛 / 記事・構成 飯嶋朋子)