- 遠野まごころネット - https://tonomagokoro.net -

朝採りトウモロコシを保育所へ~農援隊の1日

朝採りのトウモロコシの塩ゆでを、大槌町の保育所にお届けしました。遠野市のお母さんから「収穫物を支援物資として提供したい」と提案をいただき、農援隊が受入れ先をコーディネートして、大槌町の子供たちと出会うことができました。

朝採りトウモロコシを保育所へ

遠野のお母さん

収穫~朝6時15分、収穫作業に向けて遠野まごころネットからボランティアさんが出発します。青笹駅近くの畑に到着すると、手分けしてその日の旬な野菜をてきぱきと収穫。トウモロコシの薄い皮(包葉)をはがすと、新鮮ないい香りがしてきます。袋詰めしたら、他の収穫物と一緒に車に積みます。
この日の収穫物: トウモロコシ、ささげ(さやいんげん)、夕顔(瓜)、きゅうり、なす、ピーマン、トマト、ししとう

朝採りトウモロコシを保育所へ

薄い皮をはがすと、新鮮ないい香りが

仕分け~1時間後には撤収、急ぎ遠野まごころネットに戻ります。ボランティアさんが正面玄関前でラジオ体操をしているころ、収穫物を受付近くに運びます。
収穫作業のボランティアはここで終了。この後すぐに瓦礫撤去に向かう方、出発が遅めのボランティアに参加される方、帰宅される方など、有効な時間の使い方をされています。
一方、農援隊の隊長さんは、収穫物を仕分けして各地域の担当者にお渡しします。その一部は釜石市箱崎町のカフェに運ばれ、花プランターと一緒にお持ち帰りいただきました。(箱崎で花の植え込みイベント

箱崎町のカフェでも収穫物をお渡し

箱崎町のカフェでも収穫物をお渡し

塩ゆで~塩ゆで担当のボランティアさんは9時に集合。30名分のトウモロコシを調理して、お昼ごろ大槌町に向けて出発。

朝採りトウモロコシを保育所へ

大地の恵みに感謝して調理

一時避難~保育所に到着後、子供たちにトウモロコシをお渡しすべく待機している時に、やや強めの揺れがありました。保育士さんが子供を抱きかかえて出てくるのを見て、ボランティアも駆け寄り、子供たちと一緒に建物の外へ一時避難。

お渡し~部屋に戻り、少し落ち着いてからテーブルにつきました。まっ黄色のトウモロコシを見て、みんな元気が出てきました。1~3歳児には半分、4~5歳児には丸ごと1本。小さな手に大きなトウモロコシを握って、賑やかなおやつの時間。はじめは食べるのに夢中だった子供たちも、少しづつ“遠くからきたお姉さんたち”とおしゃべり。

朝採りトウモロコシを保育所へ 朝採りトウモロコシを保育所へ

「たくさんの笑顔を見ることができてよかった」とボランティアさんがおっしゃっていました。そもそも長期ボランティアさんのご協力で遠野のお母さんとの繋がりができ、お渡し先の保育所が決まったのも他の長期ボランティアさんの賜物。たくさんの縁の下の力持ちのおかげで、まごころネットの毎日が過ぎてゆきます。