東日本大震災により犠牲になった人々を偲び、震災の悲劇を永遠に忘れないことを目的とした恒例の郷土芸能競演行事「三陸海の盆」。その第六回が2016年8月27日(土)に開催されました。
今回の会場は、宮城県南三陸町。
司会はもちろん、まごころ関西同窓会の下間都代子さんです。
◯オープニング 魚竜太鼓(宮城県南三陸町)
◯嬬恋村鎌原観音堂奉仕会・和讃会(群馬県・友情出演)
会津泉さんのご案内で、はるばる群馬からのご参加です。天明3年の浅間山の大噴火による被害を語り継ぐ、「防災」の思いも込められた和讃です。
◯河内家菊水丸(大阪府・特別出演)
山田町でおこなわれた第四回以外、すべてご参加くださっている菊水丸師匠。ありがたい限りです。
今年もまた太鼓正様から南三陸町の皆様に太鼓をご寄贈いただきました。
◯臼澤鹿子踊保存会(岩手県大槌町)
臼澤鹿子踊は、三陸海の盆の原点です。
◯行山流水戸辺鹿子踊保存会(宮城県南三陸町)
こちらも三陸海の盆の常連。今年は地元でご披露いただきました。
この後、休憩中に、まごころ関西同窓会のみなさんといっしょに来られたアクロバット芸人のこっこさんがフラフープのパフォーマンスを披露してくださいました。
◯桜舞太鼓(岩手県釜石市)
常連の桜舞太鼓、今年も圧巻の演技でした!
◯崎浜大漁唄込保存会&劇団「海の夢」(宮城県気仙沼市)
こちらも毎年ご参加くださっている崎浜大漁唄込保存会、年々舞台が凝ってきています。劇団「海の夢」のみなさんとの演劇仕立てです。
不漁が続くところに……
崎浜大漁唄込を披露すると……
再び大漁に!
キーワードは、「天運循環」です。
◯黒森神楽保存会(岩手県宮古市)
こちらも常連の皆様です。披露いただいたのは恵比寿舞。大漁祈願と航海安全の舞です。
黒森神楽は国の重要無形文化財です。
◯追悼行事
行山流水戸辺鹿子踊と、そこから派生した行山流舞川鹿子踊の300年ぶりの競演。鎮魂の墓踊です。
発災時刻の14:46には、海に向かって黙祷をいたしました。
◯行山流舞川鹿子踊保存会(岩手県一関市)
よく見ると、角のある雄の鹿子と
角のない雌の鹿子が。
◯渡波獅子風流塾(宮城県石巻市)
◯ホルヘ・ディアス(スペイン・友情出演)
東日本大震災以来、たびたび南三陸町を支援されてきたホルヘさん、「上を向いて歩こう」やスペインの歌をご披露。
会場で本場のパエリアもふるまってくださいました。
◯大森創作太鼓旭ヶ浦(宮城県南三陸町)
◯フィナーレ 本浜七福神舞(宮城県南三陸町)
そのほか会場には、絆だんじりも来たほか、
同時開催の復興市の販売ブースも並びました。遠野まごころネットも熊本被災地を経済支援するために熊本県産の商品を販売しました。
Tシャツも販売。
今年のTシャツは、南三陸町の町の色・スカイブルーです。
まだ若干在庫がありますので、ご購入をご希望の方はtonomagokoro@gmail.comまでどうぞ! サイズはS、M、L、XL、XXLで、価格は1,000円(送料別)です。
そして忘れてはならないのは、ボランティアのみなさん。
今年も、常連のきのくに国際高等専修学校のみなさんをはじめ、大勢の方が参加してお手伝いしてくださいました。
ありがとうございました!
たくさんの方にご来場いただいた三陸海の盆 in 南三陸町、最後は地元・南三陸町水戸部鹿子踊の村岡様のご挨拶をもちまして無事終了いたしました。
村岡様、そして三浦実行委員長様と記念撮影。
おつかれさまでした。
終了を見届け、遠野まごころネットスタッフ一同、南三陸町を後にしました。
いつもの活動の際は私達がボランティアさんをお見送りするのですが、今回は逆にボランティアさんにお見送りしていただきました。なんだか、うれしかったです。ありがとうございました。
◯「三陸海の盆」これまでの歩み