- 遠野まごころネット - https://tonomagokoro.net -

米だんごも盛況~「愛フェス」でのまごころブース

沿岸部出身の方、ボランティア経験者・未経験の方が見えました

10月8日、9日に開催され、遠野まごころネットも出展した「愛フェス」のレポートをお届けします。愛フェスは日本初、愛知発のファンドレイジングイベントとして2009年からスタートしました。NPOが出展により「共感・感動」を発信することで、来場者からは支持を集め、支援者には達成感を感じて頂く。それによりNPOがさらに活動を広げてゆくことを主旨(目的)としたイベントです。
今年は特に東日本大震災の被災地域からも、被災された方々も含めて多数のNPOや団体が参加しました。二日間とも好天に恵まれ、愛知県名古屋市郊外にある会場の愛・地球博記念公園は多数の来場者で賑わいました。

今回遠野まごころネットが出展したブースでの呼び物は、何と言っても大槌町名物「ヤエさんの米だんご」の販売です。ヤエさんご自身と、お手伝いのために徳田さんにも参加して頂きました。来場された皆様に、「作り手のあたたかさ」まで美味しく味わって頂き、大槌町の魅力をお伝えしようという企画です。ヤエさんと、徳田さんが慣れた手際でだんごを焼きはじめると、香ばしいにおいと、お二人のあたたかな雰囲気に誘われて次々と来場者が。二日間とも大好評のうちに、午後の早い時間には用意した数量すべて完売してしまいました。

看板娘が大活躍。左から武山さん、ヤエさん、徳田さん

おだんごを食べながらパネルをみるお客さん

 

もう一つの呼び物は、おなじみ「まごころ広場」の臼澤さんにも参加して頂いて、「まごころ広場」のあたたかい雰囲気を来場された皆様に味わって頂くことでした。二日間で来場された多くの皆様に体感して頂けたと思います。また、愛知県の大村知事、大船渡市の戸田市長、住田町の多田町長に続き、陸前高田市に行政支援を続けている名古屋市の河村市長が来場された時には、臼澤さんがプレゼントした遠野まごころネットTシャツを着て、写真撮影に応じて頂けるというサプライズも…!

名古屋市の河村市長(右)と臼澤さん(左)

取材を受ける臼澤さん

 

盛岡さんさ「さんさ好み」の皆さん

一方ステージでは、今回「遠野まごころネット」が出演をコーディネートした、盛岡さんさ「さんさ好み」の皆さんの舞台と、大槌町の音楽家・大久保正人氏が率いる「和美東」と「徳並鹿子踊」の皆さんによるジョイントコンサートが行われました。「さんさ好み」のステージは、初日の夕方。力強くはつらつとしながらも美しく可憐な踊りで、多くの観客を魅了して拍手喝采。大盛況の舞台でした。

そして「和美東+徳並鹿子踊」のステージは二日目の夕方。大久保さんは音楽家として、80年代から「姫神せんせいしょん」のメンバーとしても活躍。東日本大震災では自らも被災されていながら、積極的に被災地のための支援活動を続けています。来場者が大幅に減る時間帯の出番でしたが、大久保さんの美しい尺八の音色が夕空に響くと、いつのまにか大勢の人が集まっていました。その後も美しい旋律や勇ましい太鼓と、神々しさをも感じさせる鹿踊りの大迫力に、息をのむ気配が観客に広がって、時間を忘れて見入ってしまうような素晴らしい舞台でした。

和美東+徳並鹿子踊


 

そのほか、NPO法人まちづくり「ぐるっとおおつち」の皆様のブースでは、まごころネットでもおなじみの「おおちゃん人形」が大人気。大船渡のさんま祭りも、最高で90分待ちと大盛況でした。 また、初日の朝からスタッフとして手伝いブースを盛り上げてくれたのは、現地に集まってくれたまごころネットで活動経験のある「まごころメンバー」の皆さんでした。地元の愛知県はもとより、遠くは北海道や富山県からも応援に駆けつけてくれました。二日間を通して、「まごころメンバー」は、来場者への丁寧な説明や支援グッズの販売などで大活躍でした。

大成功に終わったまごころネットの「愛フェス」出展ですが、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。そして最後にはなりましたが、主催者「愛知ネット」の皆様には、大変お世話になりました。 心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記事:木寅 写真:木寅、臼澤、取材班)


ヤエさんの大槌町でのだんごづくり 心をこめて一つ一つ手作りしています。

 


フォトギャラリー