4月下旬に発足した「分かち合い隊」は沿岸部の避難所などで活動しています。震災から2カ月、避難所で暮らす人たちはボランティアに笑顔で接してくれ、表面的には震災直後の混乱期を乗り切っていらっしゃるように見えます。しかし、いざ腰を据えて話してみると、言葉の端々や表情に不安が垣間見え、新たなストレスや閉塞感を覚えているのが分かりました。ここでは主に陸前高田市内のある避難所を例に、我々が感じた被災地の現状を報告したいと思います。
ボランティアは被災地の閉塞感に対する「潤滑油」に …分かち合い隊
2011年5月18日 12時15分