「遠野まごころネット」の全面協力で、5月4日に大槌町の弓道場の避難所横にオープンした「まごころ広場うすざわ」。
避難所で生活している方々だけでなく「被災された多くの人々に利用してもらいたい!」という思いで作られた青空喫茶は、開店から10以上たった現在も連日、多くの来店者でにぎわっています。
被災された地域住民のみなさん自身が、まごころネットのボランティアの協力を受けながら、来訪者に無料でコーヒーやお茶などを提供するほか、焼きそばやギョウザなど炊き出し(ときにはフルーツやクレープも)、足湯隊の訪問、子供たちに全国から集まったおもちゃの配布など、様々な催し物を日替わりで展開しています。
地域のみなさんが自らテーブルにお茶を運んだり、提供された飲食物を前に、被災した時の状況や近況などを話語り合う姿も見られます。ここでは、利用する人たちだけでなく、働くボランティアにも笑顔があふれています。これからは仮設住宅が増え、ますます地域住民同士の交流が薄れていく中で、、こうした人と人とが触れ合う日だまりの空間作りということも、遠野まごころネットの重要な任務の一つになってくるはずです。