陸前高田市上長部地区で連日実施している津波によって周辺にばらまかれたサンマ、サケなどの水産物回収作業中に、大学生のボランティア3人がガレキの中のクギを踏んで、負傷する事故が発生しました。幸いいずれも軽傷で、すぐに病院に向かい治療を受けて、そのまま遠野に戻ることができました。
しかし、衛生状態の悪い被災現場では、傷口から破傷風に感染する危険性も十分に予測されます。できるだけ、事前に予防接種を受けてからボランティアに参加されますように重ねてお願い申し上げます。負傷されたAさんも「被災地のみなさんを助けに行った人間が、現地の病院にかかってしまうなんて、本当に申し訳ないです。中途半端な装備では絶対に行ってはいけませんね」と反省しきりでした。これから、ボランティア活動に参加される皆さんには、ゴム長靴に加え「クギ踏み抜き防止インソール」(1000円前後)の準備もお忘れなく。