2月1日、遠野市浄化センター会議室にて「子どもの心のケア講習会」が開催されました。
主催:JPF、提供PlanJapan 共済:岩手連福、遠野まごころネット
前回12月14日に行われた「コミュニケーションスキルとスタッフのサポート、セルフケア」の講習会もとても良い内容だったので取材できることを楽しみにしておりました。
今回の講師の先生はインドネシア出身のフェティ・ザクラ先生です。
フェティ先生はインドネシアの大津波後から国連としてアチェで活動されていた、子供の心のケアのエキスパートです。
まず初めに、講習会の会場の雰囲気を和ませる心遣い(アイスブレーカ-)
カードに各自外見以外の特徴を2つ、自分の所属している団体を記入し、カードを回収しシャッフルした後一人1枚づつカードを引き、カードに書いてある本人を会話をしながら探すというもの、
会話が必要なのでおのずと参加者同士が打解けるというものです。
場の雰囲気がすっかり和んだところで本題の講習会に入りました。
本日の研修内容
・心理社会プログラムの紹介
・心理社会的介入において、して良いことと悪いこと
・子供たちの間に見られる一般的反応
・子供たちの間に見られる一般的反応への対応方法
・子供たちの問題への対応方法(分かち合い学習)
・傾聴
・現実感を喪失している人を落ち着かせる方法
心のケア(心理社会的サポート)
「心のケア」介入の留意点
就学前から思春期それぞれの子供たち見られる震災後の反応
サイコロジカルファーストエイド
等々の説明を受け、エクササイズとしてグループを作り模造紙に被害に会った一人の子どもを描き、名前を付け、 どうしたらその子を支援できるのかアイデアをポストイットに書いて貼り付けてゆくというものです。
そして各グループごとに発表
最後にポジティブノート作成!
最後に、カードに自分の名前を書き、そのカードを隣の人に回しその人の良い点(ポジティブな部分)を一巡するまで書き込んでゆくというもの。
ポジティブノートと言うものを作るということです。
落ち込んだ時などに、このノートを見て元気になりましょう。