12日は遠野の雇用促進住宅で昼食会を行ないました。
被災された方は仮設住宅のみでなく
行政が用意したアパートなどの集合住宅に移られている方。
借家をご自身でお借りになっている方。
ご親戚のお宅に同居されている方。
被災したお宅を清掃して住まわれている方など。
様々な形で生活されておられます。
遠野の雇用促進住宅にも、もともと住んでいた方と被災によって仮設住宅の代わりに入居された
個人、ご家族の方がいらっしゃいます。
仮設住宅に比べて地域ごとの移住ではありませんので特に新しいコミュニティーが形成しにくいと考えておりましたが今回の昼食会は住民の方からのお声かけをいただき住民のみなさんにもお手伝をいただきながらお好み焼きを作るまでにいたりました。
焼ける瞬間の音 焼けるにしたがってする香り きれいに返せた瞬間などは本当に盛り上がり
私たちも楽しいひと時を一緒に過ごせました。
お好み焼きの他にもおにぎりやおでんも用意しみんなお腹いっぱいに。
デザートはバケツプリンならぬバケツフルーチェ。
たくさん食べた後は一休み お話の花が咲きます。
解散するときには
「またやりたいなぁ」
「お花見の時期に外で焼肉したい」
「仮設住宅と合同でするのはどうだろう」などの
住民から様々な意見が上がりとても楽しんでいただけたようでした。
仮設住宅に比べて在宅やみなし仮設、行政が用意したアパートなどにお住まいの被災世帯は支援が行き届きにくい状況にあり、まだまだ支援を必要とされております。
世帯情報は個人情報ですのでボランティアでは取得できません。
支援させていただくお宅を歩いて探している状況です。
時には行政機関の協力を得てチラシを配布してもらい直接ご連絡をいただける場合もあります。
また、少しずつ情報を集めていると住民の方から協力を申し出ていただける場合もあります。
このように住民の方々と直接交流させていただいているとこれまでのボランティアに参加された方々の活動の積み重が今の信頼につながっているのだと改めて感じる日々です。
住民の方々が自立したコミュニティーを形成するお手伝いを今後もしていければと
考えつつ今日も活動に行ってきます。