自然災害の被害に遭われた方々への精神的ケアを目的とする「香港災害心理カウンセリング協会(PCCN)」の代表団5名が6月2日、遠野まごころネットを訪れた。PCCNは、08年5月の中国・四川大地震直後に設立された国際的NGO団体で、約300人のメンバーが東アジア各地を舞台に活動中。4月には第1陣が、岩手・花巻市で大津波で家族や家屋を失った被災者への支援活動やカウンセリング会を開いている。
杜永政会長(40)は「国は違っても、被災された方々への心のケアの重要性、そしてアプローチの方法は、基本的に同じです。文化や風習の違いを尊重しながら、ニーズをお持ちの人たちの相談に乗りたいですね」と話した。遠野まごころネットとも連携し、7月19日から日本語のできるカウンセラー15人態勢で、三陸沿岸の被災地で活動を予定している。