陸前高田市矢作町の下矢作グランドゴルフクラブの依頼を受けてグランドゴルフ場の整備に参加しました。
ここは気仙川の河口から支流の矢作川を経て約8キロ遡った場所で、浸水地域であり津波の到達点でもあります。その証拠に津波の到達点に桜を植え後世に伝えようという陸前高田市内の有志が始めたプロジェクト桜ライン311の桜が一周忌の3月11日に植えられました。
クラブ員の数名が我々を待ちきれず作業を始めていました。働き者です。雨も降っていないので野焼きです。
そこに我々が登場しました。当初20名と聞いていた為、倍以上の45名の登場に驚きです。
そしてクラブの会長の挨拶です。御年九十ん歳、かくしゃくとしています。
その後遠くから参加しているボランティアの方々に対して稲田隊長が場所の説明と作業上の注意が述べられ、作業開始です。浸水地域なので場合によっては釘やガラス片等がまだ残っている可能性もあります。
昼12時近くになって雨がポツポツと降ってきました。野焼きの火も弱くなってきました。空の様子を見ましたが、今日の作業はこれまでとなりました。でもほぼ当初の予定完了です。クラブ員は「ここまでやって貰ったら、あとは我々で出来るから」とか「今年はシーズンんが早くなりそうだなぁ」とか「長部と対抗試合をしよう」とか、計画や夢があるようです。実はこの場所歩いて10分圏内に4つの仮設団地があります。閉じこもりがちな方を誘う予定だそうです。
さてその試合を申し込まれそうな陸前高田市気仙町の上長部では、ほぼ全員が女性のボランティア方40人あまりが雨の中麦踏みです。そして半農半漁の三陸沿岸ならではの感謝を表す為に朝採りの生わかめが振る舞われました。恐らく震災後に始めたわかめ養殖の産物です。お互いに有難いです。