上長部おがさんの会では、全国からご支援いただいているアクリル毛糸を使い、素敵な手芸品がたくさん出来上がっています。
たくさん届いた色とりどりの毛糸たちに、地元のおがさん(お母さん)達は喜んで、次々とオリジナリティあふれる作品を作っていきます。
器用な手つきでスイスイと編んでいく様子は、スタッフもびっくりする程。
毛糸の配色や形は、おがさんそれぞれの個性が光ります。
色々な図案が載っている編み物教本にも、「これも作ってみたいわね。」と興味津々。
編み物をあまりしたことがなかったおがさんもいますが、周りのおがさんに教わりながら作り、出来あがったら今度は他のおがさんに教えたり。「ここに来て、作れるものが増えたわ。」と、とても楽しそう。
そんな和気あいあいとした雰囲気の中、様々なものが生まれていきます。
現在は主にアクリルたわしを制作し、それを陸前高田市内の、仮設住宅以外にお住まいの被災された方々にお配りする予定です。
このような方たちには、仮設住宅と比べて支援や情報が届きにくい現状にあります。
おがさん達が作ったものを通して、地域と地域が繋がるきっかけになれば。
ご支援いただいている毛糸は、そんな想いを汲んで多くの人のもとに届いていきます。
アクリル毛糸は引き続き募集しておりますので、今後もご支援をよろしくお願いいたします。
〈現地活動スタッフ 有川 島田 山田 吉川〉