アムリタハートの皆さんの活動最終日は長部漁港の側溝清掃でした。
9名で参加、そしてまごころネットに個人登録されている2名のボランティアさん、計11名で活動してくださいました。
アムリタハートさんが前回活動した際、側溝清掃中に何かの道具が見つかったそうです。
そして、それはたまたま通りがかった地元の漁師さんの手作り道具でした。
「なにに使うかは、わからなかったけど・・・」と活動の間の休憩時間に口を開いてくれました。
側溝の中には、泥やガラス、瓦だけでなく住民の方の生活用品や思い出が今なお眠っている状態にあります。
2名の個人登録ボランティアさんは、1年ぶりにこの地を踏んだそうです。
「1年ぶりに戻ってきて、どうですか?」という問いに「驚いたことはサンマのにおいがしないこと」。
彼らは当時サンマ隊で活躍し、上長部の風景の変化も感じていました。同時に「整地はされているけど1年経ってこの程度なのか・・・」という声も漏らしました。
ボランティアさんの中に、この春入学したばかりの高校生が!
シャベルを使い力いっぱい土を掻き出します。
若さに満ち溢れた彼に負けじと、周りの大人たちも踏ん張ります!
一緒に活動していたお父さんにお話を聞くと「R(息子さんのお名前)が参加したいっていうから一緒に来ました。」とお話ししてくれました。
Rくんは「帰って友達に話すと興味を示してくれる。でも高校生だから時間を作るのが難しくて・・・夏休みになったら友達を連れてくるよ!」
先日は中学生の女の子が、今回は高校生の男の子がこうしてボランティア活動に参加してくれています。
(未成年者のボランティア参加には、小中学生は保護者同伴、高校生は教員または保護者の引率が必須条件となります。いずれの場合も必ず保護者の同意が必要です。)
若者たちがボランティアをし、見聞きしたこと、感じたこと、体験したことを友達に話す。
そうすることによって、風化の防止のみならずよりよい未来づくりにつながっていくのではないでしょうか。
因みにRくんは現在私たちが活動している陸前高田市(上長部・長部漁港・要谷漁港)の活動地域MAPを描いてくれ、前回のイオン(株)様の活動報告で使わせていただきました。
何回も下書きして、描いてくれました。ありがとうございました。

上長部は、皆さんのお帰りをお待ちしていますよ!
(文 写真 山田エリナ)