5月12日に控えた「下矢作たねっこまくべえ会」。
華々しく開催するべく、先日の東京海上日動火災保険さんに続いてイオン(株)の皆さんにも種を植える土地の整地作業を行っていただきました。
10ha弱もある広大な土地。耕運機で土を耕した際に土の下から出てきた瓦礫や衣類、生活用品。
ご自宅や、ご実家で土に触れる機会のあるボランティアさん、そして普段土とは無縁なボランティアさん。
どなたも皆、明日の種まきがよりよいものになる様、細かなゴミも集めます。
「これなんだろう・・・?」というものもあれば、電卓や下着、封を切っていない漬物が土からたくさん出てきました。
午後からはフォークを使って枯草を集めました。
枯草と言えど水分を含んだものは重く、まとめる作業は容易ではありません。
今回のイオン(株)様は大半が女性。重くても、汚れても、へっちゃら!な様子。さすが!
下矢作、私たちが活動したこの地区を見渡しても海はありません。海が近くになくても津波はやってくるのです。
「下矢作たねっこまくべえ会」のおとうさんは「津波なんて言葉は出てこなかった。「水!水がくる!」としか言えなかった。」そう言ってご夫婦は逃げたそう。
これは休憩中に直接聞いたお話でした。
お散歩をしていたおかあさんも「あ~ご苦労様ね。私はね、この奥のね・・・」と足を止めてお話ししてくれました。そして「今年もひまわりが沢山咲くの、楽しみねぇ」そう口にして再びゆっくりと歩きだしました。まるで復興していく町の様に。
ハード活動でありながら、目的や趣旨によりソフト活動とも言えるのが近頃の私たちの活動です。
ぜひ、皆さんの見たもの、聞いたこと、感じたこと、ありのままを周りの人たちへお話ししてください。
休憩をとると雨が降り、作業を始めると雨が止む、なんとも不思議な1日でした。
まさに、「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ」といったところでしょうか。
イオン(株)の皆さま、ありがとうございました!
(文 写真 山田エリナ)
~まくべぇ、まくべぇ!~
2012年5月15日 08時14分