7月1日、遠野市土淵町にて7月22日に開通するかっぱロード(国道340号線)を記念するフェスティバルが行われました。
まず、かっぱロードフェスティバル実行委員会会長の菊池盛治さんから挨拶がありました。
菊池さんは「かっぱロードとはよくわからないが」と会場の笑いを誘いつつも、かっぱロードは沿岸と内陸を結ぶ重要な道路であり、「命を守る道路」「命を繋ぐ道路」「復興のための道路」「沿岸、内陸を活性化させる道路」というかっぱロードの役割を話してくださいました。そして、交通の難所である立丸峠の早期トンネル開通を願いますと最後にお話ししていました。
今回のフェスティバルを盛り上げた司会はかっぱ淵の守っ人(まぶりっと)二代目かっぱおじさんの運萬治男(うんまん はるお)さん。さすが、話し上手で会場は笑いに包まれていました。
次に来賓の方の挨拶が続きました。
次に宮古からいらした山口太鼓の皆さんによる迫力ある演奏が行われました。
山口太鼓会長さんから挨拶があり、今回いらしたときも狭い立丸峠で車をガードレールにぶつけてしまったので1日も早くトンネルを開通させてほしいと笑いと実感を込めてお話していました。
山口太鼓には、津波で流され泥から掘り出した三王太鼓という太鼓があります。この太鼓は元々は三王太鼓という団体の太鼓だったのですが震災の影響で活動できず、山口太鼓の会長に託されたとのことでした。その太鼓を会長と2代目の二人で演奏したのですが迫力があり体の奥に響くようでした。
次にかっぱロードのモニュメントの序幕がありました。
隣で記念撮影もできます。
そして、モニュメントに清め水をかけるためかっぱ淵から市民の皆さん
およそ250人ほどでバケツリレーを行いました。
誘導をしてくれたのはかっぱ工事隊の皆さん
かっぱ淵で水を汲み
スタートから次々に市民の方々が繋ぐバケツ
ゴールで待つ市長と土木センター所長
皆で繋いだバケツが到着
キュウリも供えられました
フェスティバルには多くの市民が参加し盛況でした。子供から大人までが楽しめる内容になっていました。
餅まきの様子。高所作業車からもまいていました。餅はその場でついていました。
道路には子供たちが落書きするスペースも
かっぱ工事隊の高所作業車を体験。いい風景が見れました。
地元保育園のお遊戯やかっぱの被り物をした馬車もいました。
かっぱロードに込められた思いは遠野だけでなく、沿岸の方々からも多く寄せられていることが今回伝わってきました。かっぱロードが今回のフェスティバルのように多くの笑顔を作れる道路だといいなと思いました。
(文・写真 取材班 及川将志 写真 飯嶋朋子)