本日、まごころネットが宿泊所として使用している体育館で、日本赤十字社の方に「緊急時の心肺蘇生法とAEDの使用法」についての講習会を開いていただきました。22人(男性19名・女性3名)のボランティアが講習を受け、人が倒れた際の応急処置として
・意識障害の有無の確認 ・周りの人への声掛け、及び119番通報とAEDの準備
・即席のパートナーと使い方の実践
が行われました。講習は一時間ほど行われ、非常時に備えてその場にいた全員が真剣に取り組んでいるのが見受けられました。「AEDの使用方法は、以前にも教わったことがありますが、その時は直接AEDに触れることはなく、使用方法を目で見て教わっただけでした。それからもう5年ほど経ち、使い方を忘れていたので今回直接触れて、忘れていたところに改めて使用方法を教わることができたので非常によい勉強になりました。」と講習会に参加した男性は語りました。
実はこのAED、購入するとなると非常に高額で、リース式などもありますが、組織や企業として購入するには少し手を出しにくいものですが、遠野市では行政からの指示により各地区センターなどの公共施設にAEDが設置されています。設置後、遠野市で過去に実働したことはありませんが、市としても安全面を支えてくれる体制ができています。
台風が近付いていたため、大雨の危険性から活動が中止になった日でしたが、活動が中止になるとこのように各団体や地域の方々が行事や講習会を企画してくれることもあります。まごころネットでは活動しに来たボランティアができるだけ無駄の無い日々を過ごせるためにボランティア同士による行事などが盛んに行われています。
いつ、活動中に急病人が出てくるとも限らない現地での活動に、今回の講習会は非常に意義のあるものとなったのではないでしょうか。