7月17日に陸前高田市の広田水産高校仮設住宅にて、高齢者の体力測定が行われました。
高齢者の居住環境の変化が身体機能にどの程度変化をもたらすのかを調査するために行われます。
今回は、岩手県リハビリテーション広域支援センターより依頼された「介護老人保健施設 松原苑」の方々が主体となり、高齢者の運動量を調査しました。
まずは、椅子に座ったところからスタートして立ち上がって歩き、ポールを回って再度椅子に座るまでのタイムを計ります。
次は10メートルの距離をどのくらいの速さで歩けるかを計りました。皆さん、散歩をするという事で歩くのには自信があったようです。
そして、腰の柔軟性をみるために特殊な機材を使って調査が行われました。紐を掌にはさみ、腕を伸ばします。そのまま体だけを前に伸ばしてどれくらい引っ張ることができるかで調べます。意外と成人の方でも難しいのですが、高齢者の方でも簡単に引っ張る方がいて驚きました。
最後に握力を計りました。
皆さん歯を食いしばりながら力いっぱい握っていました。
この後、生活習慣に関するアンケートを取りました。やはり、生活が変わったことで体調にも変化があるようでしたが、皆さんがそれぞれ、声を掛け合い散歩するなど、より人付き合いがよくなったという声も一部からは聞かれました。
今後も、1週間万歩計をつけて、どれだけ運動をしているかなども調べるということです。
運動不足からの病気や、転倒事故などでの怪我も増えているということですし、こういった活動がとても大切なんだと思いました。
(文・写真 取材班及川将志)