8月4日と5日、大槌町はーぶの郷(まごころの郷3)にて「夏休み 自然広場で遊ぼう!」というイベントを開催しました。近隣に住む幼稚園から小学生の子供たちが参加し、楽しいひと時を過ごしました。
はーぶの郷は大槌町姥ヶ沢地区にある地域のコミュニティのためのスペースです。ボランティアの手で土地を開墾するところから始め、花壇を作りました。現在はラベンダーやお花を育てています。
このはーぶの郷のすぐ脇を流れているのが大槌川。鮎が生息する清流です。
当日は、大人の膝ほどの川底の浅い場所をPETボトルで手作りした浮きで仕切り、天然の流れるプールにしました。子供たちは浮き輪やゴーグルを持ってきて水遊び。ボランティアの作った竹製水鉄砲も活躍しました。
ラベンダー畑のまわりでは宝探し。ヒントを頼りにあちこちに隠されたシールを集めるため、子供たちは元気一杯走り回っていました。
お腹が空いたら、焼きトウモロコシ、新鮮なトマトときゅうり。そして午後の目玉はスイカ割り!夏の味覚を楽しみました。
お昼には大槌第10仮設の方より、たくさんのおにぎりを差し入れていただき、皆で美味しくいただきました。どうもありがとうございました。
震災のため海岸付近から山あいの仮設住宅に移ってきた子供たち。彼らがこうして笑顔で元気一杯に遊んでいる様子に触れ、私たちもうれしく感じました。そして、子供達だけでなく全国各地から集まったボランティアにとっても、懐かしい田舎の夏休みを楽しんだ特別な2日間でした。
(写真・文 飯嶋朋子、 写真 及川将志)