11月24日(土)、大槌町のはーぶの郷でSAKURA+ PROJECT(サクラプラス・プロジェクト)による桜の植樹祭が行われた。SAKURA+ PROJECTは株式会社ヤラカス舘 SoooooS.カンパニーと遠野まごころネットによる共同運営。復興支援プロジェクトとして東北に1000本の桜を植樹し、新たな桜の名所づくりを目指しており、今回が第一回目の植樹となる。
この日のために、力自慢の男性ボランティアが2日間かけて21穴を掘り、準備はばっちり。当日は簡単な整地作業を行い、植樹祭を迎えた。
植樹には、ボランティアや協賛企業の方々だけでなく、地主さんや、はーぶの郷によく足を運んでくれるお母さん達も参加してくれた。少々の寒気はあったが、天候に恵まれ、風も穏やか。開会式が終わるといよいよ植樹が始まる。二人一組になっての共同作業である。
支柱と苗木を入れ、土で埋める。支柱と苗木を結束し、水鉢をつくり、水を入れる。そして、はーぶの郷(いや、岩手県内?)特有の鹿除けという工夫が必要になる。今回は、植木に詳しいまごころネットのスタッフU・Tの知識から竹でカバーを作り、固定をした。
一輪車で土を運んだり、鉈(なた)で竹を割ったり、と植樹と言えども様々な作業行程があり、体験したことのない作業に夢中になっていた。大きな穴に土入れをする作業力仕事や、土を山状に盛り、水鉢を作る作業に苦戦している女性ボランティアが多かったかも・・・・・・?各ペアの個性豊かな植樹が完了。作業終了後、はーぶの郷を見渡すと桜の木にぐるっと囲まれており、一同「わ~っ!」と声を上げた。
中心に立つのはシンボルツリー。今回植えた20本は1年物、シンボルツリーは5年物。これから、もっともっと大きくなる。この地域での開花は標準から若干遅めになるが、大槌川沿いや、はーぶの家から満開の桜が見えるようになる。
お花見もできるはーぶの郷に変身!地域の人が交流できるような場所に少しずつ形を変え始めた。はーぶの郷、乞うご期待!
(取材班 山田エリナ)