6月11日、ユヴァスキュラ大学日本友達サークル(Jyväskylän Yliopiston Japani Ystävät・略称JYJY)の江波戸明香さんが、遠野まごころネット東京事務所に来てくださいました。
サンタの故郷・フィンランドから「まごころサンタ基金」へのご寄付を届けに——。
右がJYJYの江波戸さんです
ご支援のきっかけは、フィンランドのユヴァスキュラという街で大学生(兼フリーランスライター)をしている小林文菜さんからのメッセージでした。
小林さんによりますと、ユヴァスキュラの大学には日本語を勉強しているフィンランド人学生、そして日本からの交換留学生が多いそうで、そういった方々が日本−フィンランド交流サークルJYJYを結成。小林さんや江波戸さんをはじめとするサークルのメンバーは、いつもはカフェに集って言語交換会や茶話会をしたり、イベントやパーティを企画したりしているのですが、今年の5月18日はRavintolapäivä(レストランデー)という興味深いイベントに参加されたそうです。
フィンランドでは、この日に限って調理や出店の資格を持たない人でも自由に街角で食品を販売できるということで、日本食レストラン「たんぽぽ食堂」を開店。コロッケ、カレー、豚汁、お好み焼きなどを販売したのです。
当日の「たんぽぽ食堂」の様子です
JYJYの皆さんのレストランデー参加の目的は二つ。
一つは、日本食レストランのないユヴァスキュラの人たちに日本の食を知ってもらうこと。
そしてもう一つは、東日本大震災で被災された方に、売り上げのすべてを義援金として送ることでした。
その義援金の送り先として選んでくださったのが、「まごころサンタ基金」でした。
同年代の学生達を支援したいから、そして、サンタの故郷・フィンランドからの支援先にぴったりだったから、です。
JYJYの皆さんは温かいメッセージも送ってくださいました。
JYJYの皆さん、ありがとうございました!
いただきましたご寄付、奨学金として大切に使わせていただきます。
(「まごころサンタ基金」につきましては、「新・遠野物語——遠野まごころネット被災地支援への挑戦 2011-2013」168〜173ページもご覧ください)
(文責:柳澤)