ドイツのNPO法人「絆・ベルリン」様のご支援のもと、2013年から2017年にかけての5年間、岩手県沿岸被災地の高校生をドイツに短期派遣するプログラム“「翼」日独高校生交流プロジェクト”。本年2013年8月6日から15日の期間、ドイツのベルリンに派遣する5名の高校生が決定いたしましたので、ご報告いたします。

「被災地を離れて、ドイツ社会を体験し、同世代の若者と１週間を過ごし、異文化を経験することによって、将来の被災地復興・活性化に役立たせてほしい」と願う絆・ベルリン様のお気持ちにより、本プログラムは実現いたしました。初回となる本年度の派遣先は、ベルリンの現地高校生が通うCanisius（カニジウス）高校です。

2013年4月の募集開始後、短い期間にも関わらず、定員の5倍近い数の岩手県沿岸の高校生からご参加のお申し込みをいただきました。申し込み者の8割以上は高校一年生でした。同年5月18日（土）、応募者を遠野市民センターに迎えて行われた面接は、予定終了時間を1時間もオーバーするほど熱のこもったものとなりました。面接後、絆・ベルリンの皆さまを含む選考委員による厳正な審査の結果、ドイツに派遣する5名の方を選考いたしました。

　　山根　省吾さん（久慈東高校1年・野田村）
　　阿部　美月さん（宮古高校2年・宮古市）
　　佐藤　　秋さん（釜石高校1年・大槌町）
　　刈屋　薫乃さん（釜石高校2年・釜石市）
　　高橋　菜央さん（大船渡高校1年・住田町）

今後、遠野まごころネットは、生徒のベルリン短期派遣交流が実りあるものとなるよう、ドイツ滞在期間中のサポートはもちろん、準備・事後報告を含め、5名の高校生たちの「現場での学び」をバックアップしてまいります。繰り返しになりますが、本プロジェクトは、本年から2017年にかけての5年間継続してまいります。本プロジェクトの主旨にご賛同いただける方がおられましたら、ぜひともご支援をご検討いただけましたら幸いです。