10月6日(日)、釜石市鵜住居地区防災センターのお別れ会がありました。
ガレキ撤去や側溝の泥だしなど、遠野まごころネットも様々な活動をさせて頂いた釜石市鵜住居地区。この地域の鵜住居地区防災センターが今月中旬から解体工事に入るのを前に「お別れ会」が開かれました。センターに隣接した場所が会場となり、以前地域にお住まいだった皆さんや犠牲になった方々のご遺族、多くの関係者などが参加されました。
センター一階の祭壇にはこの日も多くの方が訪れて生花などをお供えし、手をあわせていました。
会の中では、地元鵜住居出身の民謡歌手・佐野よりこさんによる追悼民謡や、浄土真宗住職で歌う尼さんとして知られるやなせななさんによる歌と講演、また、やなせさんと地元の子どもたち鵜住居児童館合唱隊による合唱も披露されました。
時に優しく、時に元気に、美しく奏でられる歌声に、参加した人たちもじっと耳を傾けていました。
会の最後には、センターの前に設けられた献花台に全員が菊の花を手向け手を合わせました。
(※釜石市鵜住居地区防災センターの画像の一部を、追悼と震災の記憶の風化防止の意味を込めてここに掲載します。)