4コマ漫画を中心に多くの作品を発表されておられる小坂俊史さんが、遠野まごころネットに活動支援金をご寄付くださいました。
現在東京にお住まいの小坂さんは、3年ほど前まで遠野に移住されていたことがある方です。遠野で暮らしておられた時の体験をもとに描かれた「遠野モノがたり」(竹書房)の作者として、遠野では特に有名です。
遠野にお住まいの頃から、小坂さんは遠野まごころネットをご支援くださっていました。2011年の秋には、遠野八幡宮で行われたサイン会の収益を遠野まごころネットに届けにきてくださったこともあります。
今回、小坂さんが寄付してくださったのは、3.11当時の遠野での体験を元に描かれた新作同人誌「灰色の春」の収益です。
震災以来の出来事を記録し、今後の防災に生かすため、遠野まごころネットでも活動記録本「新・遠野物語」を出版しましたが、編集作業をしていた2012年ですら、3.11直後の細々としたことはすでにわからなくなっていました。「灰色の春」には、ライフラインの復旧状況など3.11直後から4月8日にかけての遠野の様子が取り上げられており、震災関係資料としても価値があります。もちろん、遠野に住んでいたある一人の方が、あの震災をどう体験されたかを描いた貴重な記録でもあります。今後も通信販売でまとまった収益が上がったらご寄付いただけるとのことですので、ご興味のある方はぜひお読みください。
小坂さん、ありがとうございます。ご寄付、岩手県被災地の復興支援活動に活用させていただきます。