岩手県被災地での復興支援クリスマスイベント「サンタが100人やってきた!2014」(2014年12月23日~25日)の際のサンタボランティア募集についてお知らせさせていただきます。
サンタが100人やってきた!イベントも、今年で4回めを迎えることになりました。 東日本大震災の発生から3年と8か月以上が経ち、被災地の現状も少しずつ変化しています。岩手県被災地では、物資配布、炊き出し、瓦礫撤去といった緊急支援活動は必要ありません。今、必要とされているのは産業・雇用の創出やコミュニティの再建など地域振興です。今年のサンタが100人やってきた!では、プレゼントの配布は行いますが、それ以上にイベントを通じて地元の方と交流したり、地元の商店を利用したりすることで地域を活性化することに重点を置きます。
サンタボランティア募集人数
12/23(火・祝) 大槌町 100名
12/24(水) 陸前高田市 200名
12/25(木) 釜石市 150名
※ 当日は朝6時半と前日夕方16時半に遠野本部で参加受付を行います。
当日朝はかなりの混雑が予想されます。できるだけ前日夕方にお済ませください(時間厳守でお願いいたします)。
時間内の到着が難しい場合は事前の連絡をお願い致します。
※ 期間中のボランティア活動協力費は、
会員の方・一般の方は一日2,000円、学生の方は一日1,000円
とさせていただきます(半額が活動費、半額が被災地への支援費です)。
受付の際にお支払いください。
※ プレゼント配布予定地は変更される場合がございますのでご了承ください。
※ 一日の流れ等の詳細は後日、当ホームページ上にてお知らせいたします。
※ ボランティア用駐車場はスペースが限られております。遠野本部までは基本的に公共交通をお使いください。
※ 活動当日の朝食のご用意は遠野本部へお越しになる前にお済ませください。昼食は被災地を経済支援するため、現地で購入いたします。アレルギーをお持ちの方やベジタリアンの方はお申し出ください。別途対応させていただきます。
※ 当日は概ね17:00までに活動終了・解散の予定です。後片付けや天候など状況によって遅くなることもあり得ます。
持ち物・装備
◯作業着等、通常の活動でお願いしている装備は必要ございません。サンタ or トナカイのコスチュームをご持参ください。コスチュームは節度をもったものでお願いいたします。
◯防寒着・防寒下着・手袋・カイロ(冬の岩手は大変、大変寒いです)
◯サンタ袋は今回はお持ちいただかなくてけっこうです
◯昼食代(500〜1,000円。被災地のお店を利用し、経済支援します)
◯雨具(少々の雨雪の場合は決行します)
◯汗や雨等で濡れた際の着替え
◯本部宿泊所をご利用の方:冬用の寝袋、下に引くマット、その他生活用品
■受付時に必要なもの:
・平成26年度ボランティア活動保険(天災プラン必須)加入の証明(カードや控え等)
・身分証明書 (運転免許証や健康保険証など)
・誓約書ならびに免責同意書 (署名をお忘れなく。再訪の方もご提出ください)
・参加費 (会員・一般:一日2,000円。学生:一日1,000円)
注意事項
・本プロジェクトは被災地復興を支援するボランティア活動です。ボランティア活動の経験有無を問わず、その意義を感じていただければ幸いです。参加者一人一人が協力し助け合うことでより素晴らしい催しとなります。
・クリスマスの頃の遠野は、すでに雪が降るのがめずらしくないシーズンに入っています。最低気温は-10℃前後で、大変寒いです。防寒対策(ダウンなど真冬用衣料や、使い捨てカイロ等)・防雪対策(防水性があり、暖かく、滑りにくいハイカットの靴等)を十分にしてください。
・スカートタイプのサンタ服を着る方は、スカートの下にズボンを必ず着用してください。
・本企画には大勢の方が参加されます。スムーズな運営には、参加される皆様のご協力が欠かせません。
場合によっては裏方にまわっていただくことや遠野に留まっていただくこともあるかも知れません。常に団体行動であることをご理解いただき、チームプレーに徹していただけますようご理解をお願いいたします。
・皆様が訪れるのは、被災地です。たいへん辛い思いをした方が大勢いらっしゃいます。楽しく活動していただくのはけっこうですが、くれぐれも大声で笑ったり、騒いだりしないようお願いいたします。活動中、被災現地での写真撮影は、現場のリーダーの指示に従い、節度ある態度でお願いいたします。
・受付および活動において、本プロジェクトの定める手順や注意事項に反する場合、又その恐れがあると判断される場合は、活動参加をご遠慮いただきますことをご承知おきください。
・予算の都合上、遠野まごころネットでは首都圏や関西からのサンタバスは運行いたしませんが、岩手県北観光様が東京/横浜発のバスツアーを運行されます。
・東日本大震災の発生から3年と8か月以上が経ち、社会の関心が薄れると同時に、このイベントへの寄付も集まりづらくなっています。現時点では開催に必要な額はまったく集まっていません。どうぞお住まいの地域でご寄付を呼びかけてください。被災地に来られる方だけでなく、後方支援をしてくださる方も、サンタです。
ご寄付の振込先
普通預金: 2051730
口 座 名 : トクヒ)トオノマゴコロネット
サンタボランティアの応募はこちらのサイトをご覧ください。12月18日(木)18:00に締め切りとなります 。
きっかけは関東のボランティアKさんが震災直後に陸前高田市の避難所に派遣された看護師さんのブログを目にされたことでした。
避難所で看護師さんと仲良くなった小さな女の子が、お願いしてきたそうです。
「また冬になったらサンタさん来てくれるかな? おうちなくなっちゃったけどサンタさん、プレゼント持って帰ってしまわないようにお姉ちゃんから言っておいて」と。
思わず口にした「なにが欲しい?」との問いかけに、女の子の返事は「おうちとママ」。
母親は、女の子が大事にしていたお人形や絵本の入ったリュックを抱えて亡くなっていたのだそうです。
3月11日の震災は、試練というにはあまりにもむごすぎる体験を子どもたちに与えました。
発災から3年と8か月以上が経過していますが、心の傷はまだ消えていません。
子どもたちが、そしておとな達も、少しでも笑顔になれるようなクリスマスを今年もプレゼントしたいと思います。