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【2015ネパール地震】ご支援のお願い

2015年6月16日  11時52分

2015年5月31日(日)から6月9日(火)にかけて、遠野まごころネット理事長・多田一彦が、4月に大地震にみまわれたネパールを視察いたしました。

 

ネパール地震
発生日:2015年4月25日(土)
発生時刻: 11時56分26秒   持続時間 :130秒 
震央:カトマンズの北西約77km   震源の深さ:15km
規模:Mw7.8   最大震度:IX(メルカリ震度階級)
地震の種類 :プレート境界型地震、または大陸内プレート内地震
死者:8,700人超   負傷者:20,000人超

 

この地震により、ネパールは大きな被害を受けました。発災から来月で2か月になりますが、復旧すら進んでいません。特に厳しい状況にあるのが、交通の便が悪い地方の小さな村です。東日本大震災の時にも見られた「支援の格差」が、ここにもあります。

今回、多田が視察のため多くの時間を裂いたのは、Jholungeの村。インドラワティ川沿いの、地図にものっていない小さな村です。首都・カトマンズから舗装道路4時間+オフロード2時間の6時間というところにあります。人口は500名。村の90軒のうち89軒が崩壊し、10名が亡くなりましたが、交通の便が悪く、小さな村であるため、国際的支援がまったく入っていません。地元の団体・Educating Nepalの若者達と村人が共同で復旧復興を目指していますが、以下のような課題と問題があります。

 

JholungeとEducating Nepalの課題と問題

・ 地域の復旧復興に先立ち、土地の測量、用途設計デザイン、造成工事が必要
 (技術も道具もない)  
・ 応急仮設住宅建設のため、設計、建築資材や資金が必要
 (資金や資材が不足している)
・ 子どもの教育のため、教師の給料補填 ( 4,200ネパールルピー/月/人=約6,500円) と住まいが必要
  (手持ち資金は震災支援に使用した)   
・ 小学校校舎の2階部分の建設資金が不足している  
・ 国や地方行政から村や人に対する支援はまったくなかったこれからもないだろう
・ もうすぐ雨期に突入する
・ 重機等の機械や車両はまったくない。復旧復興のための活動はすべて手作業で進めている。

 

そこで遠野まごころネットはJholungeとEducating Nepalを支援するために、皆様に募金のご協力をお願いします。使途は以下の通りです。私たちは東日本大震災において世界中の人々からご支援をいただきました。感謝の心を伝える時だと考えます。どうぞ宜しくお願いします。

ネパール支援

支援金受付口座
銀行支店: 岩手銀行 遠野支店
口座番号: 普通2057977
口座名義: トクヒ)トオノマゴコロネット

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。