東日本大震災で被災した岩手県沿岸の子ども達を応援する「まごころサンタ基金」。その奨学生たちからのメッセージを紹介いたします。
◯平成27年度奨学生
・大船渡市出身の大学生
支援者のみなさまへ いつもご支援頂きましてありがとうございます。震災で全てを失った時、将来の夢や希望など失いかけていた自分が今こうして大学で学ぶことができているのは夢のようです。これもご支援頂いたみなさまのおかげです。大学生活でさまざまなことを学び、復興の力になれるようにがんばります。
・陸前高田市出身の専門学校生
震災から4年経った今でもあの日の出来事を忘れないでいてくれることにとても感謝します。震災時遠くから沢山の方々が応援に駆けつけてくれたり、応援メッセージを書いてくれたり、沢山の日用品を支援していただいてとても助かりました。みなさんの言葉や支援があったからこそ今私達が生活できています。「がんばってください、応援しています。一緒に頑張りましょう」と力強い握手をし、お別れをしましたが、今でもその繋がりを思い出します。寄り添って頂き、とても感謝します。少しずつ、少しずつではありますが、岩手県陸前高田市は復興しつつあります。また、震災前のような活気が出てきたら、今度は観光にいらしてください! 本当にありがとうございます。
・大船渡市出身の専門学校生
自分の就きたい仕事を、震災の年から4年、ずいぶん遠まわりして確信して、今ようやく目標を持ち、スタートに立つことができました。学べることに感謝しながら、毎日、学業とアルバイトと精いっぱいがんばっています。毎日夜おそくまでのバイトもたいへんですが、学費のためと、人とのつながりを学ぶために、がんばっていきたいと思います。私にとって10万円はほんとうに大きい金額です。大きな意味があるお金だと思いますので、大切に前期授業料に使わせて頂きます。2年間がんばって、絶対に国家試験に合格します。ほんとうにありがとうございました。
・大船渡市出身の専門学校生
今回はまごころサンタ基金奨学金のご支援ありがとうございました。奨学金で親の負担を少しでも減らすことができたと思います。支援してくださった方々への感謝の気持ちを忘れずに、これからも学業に専念して行きたいです。本当にありがとうございました。
・大船渡市出身の専門学校生
夢だった職業につくため進学しましたが、震災による家の事情などで進学はきびしいものでしたが、進学させてくれた家族の思いを大切にしながら学業とアルバイトを2年間一生懸命がんばろうと思います。支援して頂きました奨学金は授業料に使わせて頂きます。ありがとうございました。
・大船渡市出身の大学生
大切に使わせていただきたいと思います。ありがとうございます。
・大槌町出身の専門学校生
奨学金ありがとうございます。今までよりもっと勉強を頑張りたいと思います。
・大船渡市出身の大学生
第二種奨学金を給付していただき、ありがとうございます。留学したいと思っているので資金にしたいと思います。震災では本当に大変な思いをしましたが、国内外の方々の沢山のあたたかい支援をいただき、ありがとうございました。
・宮古市出身の大学生
大切に使わせて頂きます。ありがとうございました。
・陸前高田市出身の大学生
このたびは奨学金を頂いただきましてありがとうございます。また、忙しいところ選考してくださり、重ねてお礼を申しあげます。大学生活には、授業料をはじめ、生活費等お金がどんどんと支払わなければならないことを実感しています。私は、故郷に帰る思いで大学に進学いたしました。支援者の皆様のあたたかいご厚意に感謝しながら大学生活を送りたいと思います。本当にありがとうございました。
・陸前高田市出身の大学生
私のような見ず知らずの学生のために支援して下さった方々のお気持ちを考えると感謝の念しかありません。採用になって、支援をいただくことになった場合には、よりいっそう毎日の学業に力を入れ、ご恩返しできるような人間になれるように努力します。改めて感謝の気持ちをここに表します。
・大槌町出身の大学生
国立大学ではなく私立でやりたいことを見つけ、将来のために頑張っています。この支援のおかげでさらに前に進む力が湧きます。本当にありがとうございます。必ず復興の力になってみせます!
・陸前高田市出身の専門学校生
ご支援ありがとうございます。将来は故郷の為に役に立てるよう頑張ります。
・大船渡市出身の大学生
私はこの奨学金にとても感謝しています。東日本大震災から4年が経ちましたが、被災した私達のことを忘れずに支援を続けてくれる人がいることを知って、とても嬉しく思いました。支援していただいたお金は大学生活が有意義な4年間になるように大切に使わせていただきます。本当にご支援ありがとうございました。
・大船渡市出身の専門学校生の保護者
この度は第二種奨学金給付ありがとうございます。震災後4年3ヶ月、やっと自宅建設のめどが立ち、前へ進む気持ちになれました。今後の学費、住宅ローンの返済と、先行きが不安ではありますが、子供たちのためにも、がんばっていきたいと思います。本当にありがとうございました。
◯平成28年度奨学生
・大船渡市出身の大学生
私は中学2年生の時に東日本大震災で被災いたしました。家も失い、教科書も制服も身の回りのすべてを失った時、全く明日への希望というものを失いました。高校にも通えるか不安だった私は、今、全国の皆さんからたくさんのご支援と応援のおかげで、大学に進学することができました。たくさん学び、人間としてたくさん成長し、いつか私が誰かの役に立てるよう、今は努力して恩返しできるようがんばります。
・釜石市出身の短大生
この度は、まごころサンタ基金の奨学生として採用していただき、ありがとうございました。東日本大震災で被災をしましたが、保育士になる夢を諦めることなく持ち続け、現在短大の幼児教育科で日々勉強に励んでいます。卒業後は地元釜石に戻り、保育士として仕事をしたいと考えています。授業料等の学納金を全国のみなさまのおかげで納めることができます。本当にありがとうございます。
・大船渡市出身の専門学校生
私は中学2年の時東日本大震災で被災し、自宅が全壊しました。また、祖母が経営していた美容室も全壊し、とても辛い思いをしました。将来は美容師として働きたいと思い、高校卒業後、美容学校に進学したいと考えておりましたが、家族の負担になると思い何度も諦めましたが、支援していただいたみなさんのおかげで第一志望であった学校へ進学する事ができ、美容師免許取得に向けて日々取り組んでおります。学校生活においては、毎日朝から夕方まで大変ですが、様々な検定や資格は受けたものすべて合格する事ができました。放課後のアルバイトも週4〜5度程入っております。そして、2月、3月には国家試験があります。こちらも、支援してくださったすべての方々に感謝し、必ず合格したいです。そして、必ず地元である大船渡へ戻り、祖母の分まで働いていきたいです。また、少しでも地元復興の力になれる美容師になりたいです。試験はまだこれからですが、支援者の皆さんのおかげで叶わなかったかもしれない夢が叶います。本当にありがとうございます。心から感謝の気持ちでいっぱいです。そして、遠野まごころネットの方々も、本当にありがとうございました。試験に合格した際はご報告いたしますね!
・大船渡市出身の大学生
私はこのまごころサンタ基金にとても感謝しています。東日本大震災からもうすぐ六年が経とうとしていますが、我が家の家計には当時受けた被害の影響がまだあり、苦しい状況が続いています。そんな中、大学に進学し、今年で二年目になりました。自分の学びたいことを学べる喜びを常に感じ、支援していただいた方々には本当に感謝の気持ちしかありません。今後もより一層真剣に勉学に励み、将来は必ず故郷の復興という形で何か恩返しがしたいです。
・大船渡市出身の大学生
まずはご支援ありがとうございます。皆様のご支援のおかげで大学へ進学・進級することができました。私は支援者の方々に直接感謝を伝えることはできないですが、顔や名前も知らない私達のためのご支援は常日頃感謝しております。支援者の方々にとって、私たちの学校等での成果は目に見えず、皆様は大事なお金を寄付して良かったのだろうかと不安になられると思います。だから私はいつか、この人を応援してよかったと思ってもらえるような人間になりたいです。皆様のご期待に応えられるよう、これからも頑張っていきたいと考えております。ご支援していただいた方々に、少しでも感謝の気持ちが伝わればと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
・大槌町出身の大学生
本当にありがとうございます。自分の夢、目標に向け、親に無理をいって進学しました。しかし、入学し生活し始めると、考えていた以上に必要とする物が多く、出費が重み親へかなり負担をかけてしまいました。そんな中知人からまごころサンタ基金のことを聞き、応募し、採用となり、うれしかったです。これからもがんばっていきます。
・釜石市出身の大学生
ご支援頂きましてありがとうございます。勉学に励み、社会に役立つ人間になる様、頑張ります。
・大船渡市出身の大学生
支援していただきありがとうございます。この恩を忘れず、大学生活を有意義なものにし、将来は看護師として、人々の役に立つ人物になりたいと思います。どうか見守っていてください。本当にありがとうございました
・大船渡市出身の大学生
震災後、国内外の方々から心あたたまる支援をいただき、本当にありがとうございます。大好きな英語を生かせる職につき、少しでも恩返ししたいと思います。
・大船渡市出身の大学生
この度はご支援して頂きありがとうございました。夢に向かって、部活に勉学に励みたいと思います。
・大槌町出身の専門学校生
専門学校の進学もきまりました。奨学金を学費に使わせて頂きたいと思います。支援してくださった方々、本当にありがとうございます。専門学校で一生懸命勉強に励みたいと思います。
・大槌町出身の大学生
全て自分のお金で生活しています。皆さんのおかげでギリギリな生活だけではなく、自分のしたいことも両立させてできています。今後ともよろしくお願いいたします。留学に行くという目標を叶えるため今後も頑張って行きます。
※以上のメッセージは、サンタ基金奨学生から寄せられたものをお茶の水女子大学附属中学校2年生の生徒さん10名が遠野まごころネット東京事務所でタイプして、書き起こしてくださいました。ボランティア活動、ありがとうございました。