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【「翼」独日高校生交流プロジェクト】夏 最後の派遣に向けて(7/17更新)

2017年7月17日  10時00分

岩手県の高校生をドイツに派遣し、異文化に触れて見聞と視野を広めてもらい、将来の東北復興の力になってもらうことを目的とした「翼」独日高校生交流プロジェクト(主催:NPO法人絆・ベルリン。共催:ロバート・ボッシュ財団、NPO法人遠野まごころネット)。第五期となる今年2017年はプロジェクト最後の派遣となります。沿岸そして内陸から選抜された6人の派遣生達は今、オリエンテーションを通して日本や岩手の文化、東日本大震災被災地の状況をドイツの皆様に伝える準備をしています。

 

◯6月4日(日)

オリエンテーション第一回。この日の内容は、沿岸被災地の視察と遠野まごころネットの活動の見学です。

大槌町の城山、

 

 

大槌たすけあいセンター、

 

釜石まごころの郷「あまほらヴィンヤード」

などをまわりながら、各地区の市街地の状況も学びました。

 

ドイツの皆様からのご支援で建設された大槌みらい工房

 

そして上長部のベルリンハウス

も見学しました。

 

小雨が時おり降る肌寒い一日でしたが、派遣生はみな各現場での説明を真剣に聞いていました。駆け足での盛りだくさんな一日となりましたが、見て感じたことをベルリンで伝えてもらいたいと思います。

次回からは、ベルリンでおこなうプレゼンテーションの準備に入ります。

 

◯6月18日(日)

第二回のオリエンテーションを行いました。今回はグループプレゼンテーションについての話し合いがメインです。

「震災の体験」「現在の復興状況」「将来について」の3テーマを盛り込んだ内容です。みんなで意見を出し合い、交流を深めながら進めていき、あっという間に時間が経過しました。

後半はSkypeで「絆・ベルリン」の小林さん・ガブリエルさんに英語の指導をしていただきました。

 

お互い初対面。みなさん少し緊張しながらも、発音などの確認をしていただきました。

次回のオリエンテーションはまた2週間後。徐々に、プレゼンテーションを完成に近づけていきます。

 

◯7月2日(日)

オリエンテーション第三回。引き続きグループプレゼンテーションの話し合いとまとめの作業をおこないました。

後半は、ベルリンとSkypeをつなぎ、英語の指導をしていただきました。

 

 

みなさん集中して取り組み、前回よりも大分プレゼンテーションの準備が進みました。

オリエンテーションも残すところあと1回です。ラストスパート、みんなでがんばります!

 

◯7月16日(日)

オリエンテーション最終日。
集中しているのでしょう、派遣生のみなさん、いつになく静かで、黙々とプレゼンテーションの最終仕上げをしていました。

 

そして完成したグループプレゼンテーションを、初めて通して練習。

Skypeでベルリンから、そして今回わざわざ来てくれた以前の「翼」派遣生から、アドバイスをいただきました。

ちなみに第1期、第2期の先輩派遣生たちは、もう成人を迎えておりました!


頼もしいアドバイスをありがとうございました。

 

今年で最後の「翼」独日高校生交流プロジェクト、いよいよ来週ベルリンへ出発します!

「陸前高田市広田町大野地区のコミュニティ施設設営事業」は 「平成23年度(復興支援)被災者支援拠点づくり活動補助事業」の 助成金の補助をいただいています。